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05系7次車24編成

05系は東西線の主力車両として430両も製造されました。増備途中で幾度も仕様変更が行われており、多彩なバリエーションが特徴でもあります。今回は05系の中でも唯一の存在である第24編成「アルミ・リサイクルカー」の紹介です。


1次車から7次車まで採用されたこの流線型に近いデザインは、スピード感を強調したものだそうです。東西線と言えばこのデザインという安心感があります。前面にスカートを装着しない車両というのも関東では珍しくなりましたね。


車内は最新の車両に比べると年季を感じさせる内装になっています。独特の形状の袖仕切りは副都心線で活躍している7000系のものに似ています。床面が濃いめのグレーですが、壁面や天井がベージュ系なので車内は程よく明るい雰囲気です。


東西線のラインカラーは青系なのですが、座席のモケットは赤系となっています。座席はバケットタイプですが詰め物が痛んでいるようで座り心地はいまひとつです。硬いよりはマシですが。座席を仕切る握り棒は後年設置されたものでしょうか?


車端部には優先席が設けられています。妻面の右側には妻窓を埋めた跡のようなものがあります。


座席モケットは一般席とは異なる模様で青系を採用しています。ラインカラー的にはこちらを一般席に採用してほしかったですね。妻面には消火器が僅かに出っ張って設置されています。


一部の車端部には車椅子スペースが設けられています。近年の車両ではフリースペースという言い訳で座席を大幅に減らしていますが、ここは東京メトロ最後の良心なのか2人がけの座席を設けてくれています。


2人がけの小さな空間ですが、しっかり荷棚も設けられています。戸袋部に改造で埋めたような跡がありますが詳細は不明です。


この車両最大の特徴は旧型車両から回収した部材を再利用して製造された点です。ほとんどが乗客の目につかない部分だそうですが、約5トンのアルミニウムが再利用されているそうです。車両の各部にロゴマークが貼付されています。

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