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13000系

日比谷線は従来18m車体の車両で運行されていたため、東武やかつての東急では専用車両を別途用意して直通運転を行っていました。その後の調査で大きな工事を行うこと無く20m車体の車両の運行が可能であると判断されました。そこで日比谷線の次世代車両は20m車体で製造が行われました。そうして登場したのが13000系です。


前面形状の格好良さもそうですが、車体側面が金属の質感を生かした美しいデザインになっています。日比谷線のラインカラーである灰色がとても似合っています。


白い壁面に黒色の座席、紺色の床面という従来の通勤型車両ではお目にかかれない斬新なデザインの内装に仕上がっています。木目調の袖仕切りは一部にガラスを用いて空間の広がりを遮らないように配慮されています。かつて足の投げ出しを防止する目的で床面を2色に塗り分けたり車両もありましたが、効果が無いと判断されたのかこの車両では紺一色の床になっています。


座席のシルエットから座り心地が固そうだと思っていたのですが、いざ座ってみると程よい固さで中距離の乗車でも満足出来るものでした。袖仕切りの一部にモケットが貼られていて東京メトロらしくない乗客に優しい仕様になっています。


頭上の荷棚は透明な強化ガラス製になっていて、江戸切子の模様が入っています。


車端部は木目調の壁面になっています。貫通路は全面ガラスで非常に開放感があります。扉はアシストレバーが付いているので簡単に開くように改良されています。13000系では各車両にこのようなフリースペースが設けられているのですが、立客が寄り掛かれるように腰当てバーが設けられています。窓の周囲に握り棒が設置されているのですが、これはちょっと使い道が分かりません。


優先席は水色の座席になっています。分かり難いですが貫通路横には消火器が設置されています。いざという時に使えるようもう少し分かりやすい掲示があれば嬉しいのですが。


鴨居部には3面のLCDが設けられていて、右2面が運行情報表示で、左1面が広告表示です。

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