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10000系

副都心線開業に合わせて登場したのが10000系です。営団地下鉄から東京メトロに変わって最初に製造された車両になります。丸みを帯びた前面形状が特徴的で、前面中央に非常扉を配した左右対称のデザインは近年の鉄道車両では珍しく感じます。後に千代田線向けに製造された16000系では非常扉が中央から再び左側にオフセット配置されているのは、中央配置でのデメリットを反映したものでしょう。(おそらく運転台が狭くなってしまうためかと)


車内は金属の質感を生かしたデザインで、座席や床面が明るい色にも関わらず全体的に冷たさを感じます。車内を照らす照明は間接照明のような配置になっていましたが、暗いとの意見を受けて照明位置を修正したそうです。色々と裏目に出ていて乗車しているこちらの心まで暗くなりそうです。


車端部は暖色系の壁材を使用していて冷たさが緩和されています。妻面の貫通路には全面ガラス張りの貫通扉が採用されていて解放感は抜群です。この車両一番のおしゃれポイントかもしれません。


座席は近年の東京メトロ車両共通で非常に硬く、近距離の乗車でも辛いと感じる残念仕様です。袖仕切りは金属素材で作られていますが、寄り掛かると背中に痛みを感じます。座っている乗客にとっても金属の冷たさが伝わってきて不快に感じる代物です。

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