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3100形

京成では成田スカイアクセス線で3050形を運用していますが、2020年東京五輪に併せて訪日外国人を含めた空港利用客への利便性向上や更なるバリアフリー化を目的に3100形が製造されました。グループ会社の新京成電鉄との共同設計ですが、内装や足回りなどに差異が見られます。


残念ながら柵で隠れていますが、スカートと合わせてスピード感を感じさせる前面形状となっています。成田空港方面は京成本線経由と成田スカイアクセス線経由で運賃が異なります。誤乗防止の観点から京成の車両としては初めてオレンジを基調としたカラーリングに一新されました。撮影した編成は運良く都営浅草線との直通開始60周年のステッカーが貼付されていました。


本形式では内装にも数々の新機軸を採用して見所の多い車内となっています。全てのドア上にはLCD表示機を2画面設置して多言語案内を強化しています。またフリーWi-Fiやプラズマクラスターイオン発生装置も備えています。


最大の特徴は座席です。通勤型車両としては珍しくハイバックシートを採用しています。ただ背ずりが硬い事に加えて座面の奥行きが狭めなので、個人差はありますが座っていて落ち着かない感じがします。なお座面はバケットタイプとなっています。


握り棒で3+2+3に分割されている内、中央の2人掛け部分は折り畳み座席となっています。荷物スペースとして利用可能で、空港連絡列車らしい設備と言えます。荷物の逸走を防ぐために床面にストッパーが設けられています。


車端部には優先席とフリースペースが設けられています。貫通扉はガラス製で、ある程度の開放感があります。


優先席は青系のモケットになっています。こちらの方が爽やかで日本らしい華やかさも感じて個人的に好みです。


2人掛けの座席の手前にはフリースペースがあり、腰当てが設けられています。この腰当ての高さが絶妙な位置で、寄り掛かると実に快適です。

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