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3500形 更新車

京成の通勤車では初の冷房車となった3500形は、骨組みが普通鋼で外板がステンレスのセミステンレス構造となっています。前頭部は切妻形状でシンプルなスタイルでしたが、製造から20年以上が経過した1996年より更新工事が実施されました。工事は大規模なもので内外装ともに大きく雰囲気が変わっています。2020年現在では更新車のみ在籍しています。


京成伝統の貫通扉に設けられた種別表示器は3500形にも受け継がれています。2016年頃までは京急線にも乗り入れていましたが、2020年現在は京成線内の普通運用に充当されています。


今回取材した編成では先頭車が中間車として封じ込めされていました。関東でこのような変態組成が見られるのは珍しいのではないかと。


車内も更新工事で大きく雰囲気が変わり、側窓は窓枠ごと交換されました。その結果窓割りが横3分割から横2分割へ変更されています。黒の窓枠は車内からは違和感ありませんが、外から見るとかなり目立っています。握り棒の本数が少ないので車内奥まで開放感があります。


座席はバケットシートで8人掛けになっています。中間に握り棒こそ無いものの着席定員の遵守は問題無さそうです。袖仕切りが小さいタイプである点や、側面窓が2段開閉式という点に懐かしさを感じます。


車端部の造りは2種類あり、こちらは妻窓と貫通扉が設けられているタイプです。妻窓は結構大きく開放感があります。


車端部の座席は5人掛けで、こちらにも中間に握り棒はありません。妻窓下には機器箱があり、車端部の角には非常通報機があります。


一方こちらは妻窓と貫通扉が無いタイプで、貫通路が広いのが特徴です。なぜ2種類の車端部が存在するのかは謎ですが、個人的には妻窓・貫通扉ありのタイプが好きですね。


妻面の機器箱が無いので座席が妻面寄りに移動していて、ドア横のスペースが広いです。ですが座席定員は同じく5人掛けです。非常通報機は妻面の貫通路寄りに移動しています。

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