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800形

前照灯一灯・片開きドアという京急らしさ(俗に言う日野原イズム)を受け継いだ最後の車両であるのが800形です。「乗降の時間は扉のわずかな幅の差ではなく、扉の数によって決まる」という日野原氏の信条に基づき片開き4ドアとされました。基本的に普通列車専属で運用されています。


登場時はこのように白帯が太い塗り分けになっていて、ダルマの愛称が付けられました。しかし数年後2000形登場により優等列車用塗装となったので、普通列車で運用される800形は塗装変更となりました。これは後年リバイバル塗装になった時のものです。


車内は灰色の床面に紺色の座席という旧1000形や700形とよく雰囲気が似ています。袖仕切りが木目調なのがポイントです。


車端部は幅広貫通路が設けられていて、妻窓の存在が開放感を感じさせます。優先席は灰色の座面になっています。これはかつてシルバーシートと呼んでいた頃の名残でしょうか。


運転席背後には2人掛けの座席が設けられています。全面展望も良好なこの空間がとても好きで、よくここを狙って乗車していました。


座席は3+3人掛けになっていますが、握り棒などで仕切られているわけでも無いので、5人掛けになっている事が殆どです。国鉄型のような座り心地で、長時間の乗車でも疲れにくいです。


京急の車両では最後の採用となった扇風機が装備されています。扇風機にはKHKのロゴが小さく描かれています。

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