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1000形15次車4両編成

細かい変化のみで代わり映えの少ない新1000形ステンレス車でしたが、突然現れたこの15次車4両タイプに多くの京急ファンが驚かされました。600形より続いてきた流線型の前面デザインが大きく一新されて、切妻型で中央貫通扉装備という出で立ちで登場しました。これは4+4編成で従来出来なかった貫通路の確保によって、都営線・京成線への乗り入れを可能にするためのものです。実際には後述の理由で乗り入れが行われなくなってしまいましたが…。


車内は他のステンレス車と基本的に同じです。もはや語る事が無いくらい。


大きく異なるのは運転台とその周辺です。従来平らだった運転室との壁ですが、非常梯子の収納部が思いっきり客室側にはみ出しています。これは運転室との扉が引き戸になって、戸袋を設ける必要があったためです。


貫通時にはこの部分の仕切りを使って通路を作ります。通常は貫通幌は装備しておらず、必要になった際に装着して使用するそうです(装着したままでも運転は可能との事)。


運転台は非常にコンパクトに作られています。他社線への乗り入れが行われなくなった理由の一つに、この運転台では前方の視界が悪いという噂があります。他に4+4両の8両全車モーター付きでは変電所への負担が大きい、中間に運転台がある分定員が減ってしまう、など様々な理由が囁かれています。本当の所はどうなんでしょう?


もはや面倒になったのか今回の運用時には貫通幌は装着されていませんでした。こうしてみると前面形状が切妻型であることが分かりますが、下の部分は僅かに後退しています。本当に独特な形状です。

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