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600形

600形は通勤電車としては珍しくロールクロスシート車として製造されました。ですが通勤ラッシュ時に問題があるとして更新工事時にセミクロスシートに改造されてしまいました。現在は南は三崎口から、北は成田空港まで非常に広大な範囲を最速120キロで駆け抜けています。この600形の表情は後の京急車両にも受け継がれ、京急標準顔と言えるでしょう。


かつてクロスシートが並んでいた車内は、ロングシートに大改造されました。現在は新1000形アルミ車とほぼ同等の内装になっています。


車端部にはかろうじてクロスシートが残されています。こちらは優先席で、座席のモケットは青系統を採用しています。補助席も装備していて快特運用時などに使用出来ます。


改造で設置されたロングシートは新1000形アルミ車と同じようなバケットタイプのものを採用しています。ここだけ見ると新1000形と区別が付かないようにも感じますが、ドア間の窓に違いがあります。新1000形では1:1の2枚窓、もしくは大型1枚窓になっているのですが、600形では1:1.5のような不均等な2枚窓になっています。


車端部にあるボックス席はモケット張り替え程度で原形を留めています。シートピッチはあまり広くありませんが、三浦方面への行楽客などに人気の席になっています。


そして600形一番人気の席が、運転席直後にあるこの展望席です。ここは更新工事でも撤去される事なく現役です。


この席に座れるかは運次第。運が良ければここから最速120キロで疾走する迫力満点の前面展望が楽しめます。この部分のみ戸袋窓が設けられています。

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