1000形5次車
旧1000形や700形の置き換えを目的として開発された新1000形は、京急の通勤型車両の代表格として広範囲に活躍しています。第1編成の落成から15年以上製造が続けられているので、年度ごとに細かな差異が見られます。今回はアルミ車最終グループの5次車を見ていきます。
車内は車端部クロスのセミクロスシートになっています。旧1000形の青い座席や緑色の壁面といった寒色系の車内から、赤を中心とした暖色系の車内に大きく雰囲気が変化しました。
車端部は補助いす付きクロスシートになっています。優先席のモケットは青系統を採用しています。
座面はバケットタイプになっており、詰め物たっぷりで座り心地は上々です。ただ柔らか過ぎるのか、京急の高加減速で体が左右に揺られるのはちょっと落ち着きません。いっそ堅めの座席のほうが良いかも?
運転席直後には2人掛けの座席が設けられています。6次車以降のステンレス車では運転室の拡大で座席が消滅してしまいました。このスペースがお気に入りだったので残念です。