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253系1000番台

成田エクスプレス用として製造された253系は、引退後に改造を受けて東武線直通列車として運用されています。内外装に大規模な改造が施されていますが、色々と問題を抱えた車両に仕上がってしまいました。前面の貫通路は塞がれて窓が拡大されています。


車内は一般的な回転リクライニングシートが並んでいます。座席モケットは奇数号車がオレンジ、偶数号車が水色となっています。一見するとモケットを張り替えただけのように見えますが…


シートピッチは1100mmに拡大されて東武車とサービス水準を揃えようとしています。しかし座り心地は固めで東武スペーシアと比べるとどうしても劣って感じます。背面テーブルとドリンクホルダーは便利ですが、肘掛け内蔵テーブルは飲み物1本置くのが限界なサイズです。


シートピッチを拡大した影響で、一部で盛大に窓割がずれています。もはや柱を鑑賞するための座席。特急券購入時はシートマップ指定を強く推奨します。なお元グリーン車の6号車は元々のシートピッチとほぼ同じなので全席良好な視界が得られます。


空港連絡列車で必須であった荷物置き場を座席に転用した区画についてはさらに悲惨な状態になっています。改造で無理やり設置された小窓と戸袋窓の組み合わせで視界は絶望的です。


2号車以外の各車には荷物置き場が1か所残されています。客室内なので盗難のリスクは低いと思われます。


こちらは改造前から設置されている荷物置き場です。行楽客が多いであろう路線だけに重宝しそうです。


3~5号車の荷物置き場は片側がパウダーコーナーとなっています。化粧直しのためなどで使用できるように前後に大型の鏡が設けられています。如何にも使用頻度が低そうなスペースですが、実際に乗車した時にはベビーカー置き場と化していました。

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