raidendo


スマホ用メニューは右上の三本線アイコンです

209系 B.B.BASE

通勤型車両の209系をサイクリング客向けの特別車両に改造したのがB.B.BASEです。内外装ともに大きく手を加えて大変身しました。車体側面は全面ラッピングが施されています。


車内は4人用と2人用のボックス席に加えてサイクルラックが設けられています。破損防止のためか蛍光灯にはカバーが取り付けられています。また自転車専用シューズのビンディングシューズでも安心して利用できるよう、滑りにくいゴム床に張り替えられています。


サイクルラックには号車・座席番号が記載されています。初めての方でも分かるように使い方が記載されたステッカーが貼付されています。愛車とは背中合わせで座る事になるので、盗難のリスクを心配せずに利用できそうです。


ボックス席はシートピッチがかなり広く、向かい合わせになっても快適に利用できそうに見えます。ですが、背ずりが垂直なので長時間の乗車で苦痛を感じます。腰の下半分や座面にはクッションが効いてある程度柔らかいのですが、それ以上に上半身に来るダメージは深刻です。鹿島神宮から両国まで2時間40分ほど乗車しましたが、正直途中駅で降りたくなるほど辛かったです。座り心地は後述するフリースペースの座席の方がマシかもしれません。


車端部には妻面を向く方向に2人掛けの座席が設けられています。背面に設置が出来ない関係で、サイクルラックは通路を挟んで向かい側に斜めに設けられています。


眺望は良くありませんが、脚を思いきり伸ばせるので2人組にはおすすめの区画です。すべての区画にはテーブルが設けられていて、テーブルの窓側にはコンセントが設けられています。


4号車は1両丸ごとフリースペースとなっています。その他の車両とは対照的に非常に開放感ある殺風景な内装となっています。鹿島方の1か所を除いてドアは塞がれています。


片側には種車のものとよく似た座席が設けられています。袖仕切りが交換されるだけで結構印象が変わるものですね。広告の類は一切なく、黒系統でまとめられているのでスタイリッシュに感じます。


反対側には丸パイプで組まれた謎の囲い?が設けられています。サイクルラックに載せられない自転車を固定するスペースではないかと思われます。まさか腰掛けなんて事は無いと信じたいですが…。


ドア閉塞部は大型液晶画面が設けられていますが、乗車時は何も映っていませんでした。ドア上のLED表示機は存置されて普通に動作しています。右にはカウンターが設けられていますが、車内販売が行われているわけではなく使用用途は不明です。その奥はスタッフの待機スペースのようです。通路を挟んで反対側には洗面所が2か所と、妻面にはトイレが設置されています。

<< 前のページに戻る

↑ PAGE TOP