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E233系0番台

首都圏で活躍していた従来車の置き換え用として大量製造されたのがE233系です。総製造車両数は3217両という一大勢力となり、これはJRグループで最多配置両数となっています。今回はE233系列で最初の配置となった中央線仕様の紹介です。


前面はE231系よりも丸みを帯びた形状で、行先表示機や前照灯などの灯火類は全て上部に集約配置されています。行先表示器はフルカラーLEDの採用で分かりやすく見やすい表示になっています。下部に設置されているスカートも一色に塗装された無骨なものから、中央を黒く塗装されたオシャレな形状に進化しています。


車内はE231系と同様に拡幅車体が採用されて混雑緩和に貢献しています。車内は暖色系でまとめられていますが、吊革が黒色でちょっと目立ちすぎな気もします。ドア付近は黄色い点状ブロックで注意喚起をしています。座席の袖仕切りは斜めな形状で車内の圧迫感を抑えています。大型の袖仕切りは急ブレーキを掛けた際に立客と着席客が衝突する事を防ぐ意味もあります。普段は寄り掛かれるスペースとして重宝していますね。


座席はE231系などで不評だったものを見直し、Sバネを採用して座り心地を向上させています。実際に座りましたが、程よい固さで長時間の乗車でもお尻はそれほど痛みませんでした。あとは背ずりが柔らかくなってくれれば文句無いのですが…。ロングシートは2+3+2に分割されて握り棒が設けられています。混雑激しい中央線では握り棒の存在は嬉しいですね。


車端部には優先席とフリースペースが設けられています。妻窓はありませんが、貫通扉の窓が大型なので閉塞感は少ないです。右側の優先席部は壁面の色がクリーム色になっています。また床面は分かりやすくするためにデザインが異なっています。車端部は荷棚と吊革の高さが50mm低くなっています。


優先席は3席と少ないですが、2+1で握り棒が設けられてどの席に座っても握り棒を利用出来ます。妻面には袖仕切りと同様の凹みが設けられています。もう少し凹みが深いと嬉しいのですが、無いよりはマシでしょうか?

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