箱根登山鉄道 モハ1形
現役車両の中で最古参クラスであるのがモハ1形です。片運転台車に改造されていて104号と106号で組成しています。2021年6月現在では最後の1編成となっています。
全体的な雰囲気はモハ2形とそっくりです。106号車に関しては旧塗装に復元されています。104号車は現行塗色のままなので、文字通り異色な編成となっています。
外観に対して内装はモハ1形とは異なりオールロングシートとなっています。混雑対策と考えると仕方ないのかもしれませんが、冷房無しであることを踏まえると正直微妙ですね。中づり広告がほとんど無いので開放感はあります。
座席は10人は座れそうな長いロングシートで、えんじ色のモケットが使われています。車内全体の色合いにレトロ感が出ています。
車端部は側窓が多いことに加えて妻窓もあるので開放感があります。両運転台車を改造したものですが、違和感はほとんどありません。床面に多数設置された床下点検用のトラップドアが旧型車両らしさを感じさせます。
優先席は紫色のモケットを採用しています。画像左端には乗降ドアが設けられていますが、段差が存在するので周囲の床面は緑色に塗装されて注意喚起しています。