5000形 トーマスランド号

事故廃車となった車両の補充と、将来の増備車の先行試作と言う目的で製造されたのが5000形です。現在は車体全面にトーマスの塗装が施されて「トーマスランド号」として特定運用に就いています。これは他形式と併結出来ない事も関係しています。運転台は高運転台になっており、側面は国鉄417系を彷彿とさせる両開き２ドアになっています。

車内は壁面や天井いっぱいにトーマスのラッピングが施されており、ボックス席には枕カバーも設けられています。ラッピングを除けば車内も国鉄型らしい雰囲気になっています。ドア横のみロングのセミクロスシートです。

車端部にはボックス席を撤去して飲料の自動販売機が設置されています。料金不要の列車に設置されている例は少ないのではないかと。富士急行の車両では唯一の存在です。

先頭車両には子供向けの模擬運転台が設置されています。ちなみにこの列車の乗務員は専用の制服を着用しています。今後も子供たちの人気列車として活躍してくれる事でしょう。