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埼玉高速鉄道 2000系

赤羽岩淵~浦和美園間の開業に合わせて製造されたのが2000系です。東京メトロの9000系を技術をもとに製造されているそうですが、車内外で似ている部分は全くありません。前面にスカートも設置されています。前面形状は左右に多少の丸みはありますが、上下は切妻のようにほぼ垂直になっています。


車内はとても質素で床面は灰色一色です。袖仕切りが小型なので開放感はありますね。熱戦吸収ガラスの採用によりロールカーテンは省略されています。地上区間の走行は少ないので十分なのでしょう。


2000年以降の製造車両としては珍しく座席がバケットタイプではありません。登場時はサクラソウをイメージしたピンク色で花びらも描かれた可愛らしいモケットでしたが、後に赤系のモケットに張替えています。握り棒は1本のみで少々物足りなく感じます。バケットタイプでは無いので、より定員着席を意識するよう握り棒は2本設置してほしかったです。


車端部には優先席が設けられています。かつては右側にある青系のモケットの座席が対象だったようですが、後に左側の座席も優先席となったようです。貫通扉の窓は大型ですが、メトロ9000系とは異なり妻窓は設けられていません。この辺りは会社の方針の違いでしょうか?


優先席は青系のモケットで柄は一般席と同様のものです。妻面には消火器が設置されていますが、蓋などは無く剥き出しで設置されています。凹んだ箇所に設置されているので接触する可能性は無いと思います。コスト削減で見栄えが宜しくないと捉えるか、非常用設備として場所が分かりやすいと捉えるかは好みによりますね。


全体的には地味な内装ですが、唯一抜群に存在感を放っているのがドア上に設置されている「ダイナミックビークルスクリーン」です。詳細はよく分かりませんが、搭載されているカメラとAIによって車内外の環境を解析して最適な広告を配信する事や、広告の視聴者数を計測する事も可能らしいです。

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