東葉高速鉄道 2000系

東京メトロ東西線内の保安装置更新に伴い新製されたのが2000系です。従来車の機器更新では高額となることから、東西線の05N系13次車と共通設計の新車を製造する事でコスト削減に努めています。

カラーリング以外は05N系と非常によく似ていますが、前面下部のライトケース周辺の形状に微妙に差異が見られます。前面ガラス周辺が大きく黒色に塗装されていて、個人的にはこちらの方が好みです。

車内は床面が明るいブラウン、座席は緑＆黄緑の組み合わせで全体的に淡く優しい色合いになっています。座席のカラーリングは着席定員の順守に貢献するいいアイデアだと思います。

座席自体は共通設計の05N系と同一ですが、緑と黄緑を交互に配して着席定員を明示しています。座席は握り棒で3+4に分割されていて、混雑の激しい東西線内では握り棒の本数がちょっと足りないかもしれません。

車端部には優先席が設けられています。また妻面には妻窓も設けられていて開放感があります。ただ妻面が白一色というのは物足りなさも感じます。貫通扉をブラウンなどに塗装するとアクセントになって良いかもしれません。

優先席のモケットは青一色になっています。消火器収納スペースは機器箱と一体で綺麗に収まっています。側面窓のカーテンは菜の花をイメージした明るい黄色になっており、ちょっと車内の雰囲気に合ってない気もします。

一部の車端部にはフリースペースが設けられています。造りがそっくりな車椅子スペースと違って非常通報機などはありません。