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首都圏新都市鉄道 TX-2000系1次増備車

首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスは2005年に開業した比較的新しい路線で、交直両用車両を運用している日本唯一の私鉄です。開業以来急成長を続けており、開業からわずか4年で黒字達成を果たしました。前述したとおりTXでは交直両用車両を保有しています。これは茨城県にある地磁気観測所への影響を避けるためで、守谷以北が交流電化されています。今回はTX-2000系の中でも2008年度に追加投入された1次増備車を紹介します。


車両全体のデザインはそのままに、スピード感を感じさせる赤帯が追加されています。疾走感を感じさせるV字に尖った先頭形状は従来の鉄道車両とは異なる近未来の乗り物のようです。TXの全線全駅でホームドアが導入されているので、駅停車中の車両外観の撮影は厳しい状態です。


個性的な外観に比べて内装は至ってシンプルな仕上がりです。特徴的なのは窓のロールカーテンです。引き出して任意の位置で手を離すとカーテンが止まり、一度引いてから手を離すと巻き上げられます。操作にコツが必要で正直面倒な代物です。


座席は各席が分離したような形状になっていますが、凹凸が無いのでバケットタイプと呼べるかは微妙です。ただし握り棒が2本あるので2+3+2に分割されて着席定員を守らせることは出来ているようです。


車端部には妻窓が設けられています。あくまで予測ですがTXではワンマン運転を行っており、車内の死角を減らす目的があるのかもしれません。優先席付近の足元には大型のステッカーが貼られています。また左側の座席下には消火器が設けられています。


優先席のモケットは濃い青色で、優先席のマークが印刷されているのが特徴的です。

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