しなの鉄道　169系

しなの鉄道には115系の他に169系も譲渡されました。オールクロスシートである特徴を生かして朝夕のライナー運用にも充当されて活躍していましたが、乗り入れるJR線区間（篠ノ井～長野間）に新しい保安装置が導入される事に伴い、169系は搭載改造を受けることなく2012年に全編成が引退しました。

譲渡当初は115系と同じくしなの鉄道カラーでしたが、引退が近づくと湘南色へ戻した編成が登場してファンの注目を集めました。撮影日は臨時列車の急行リバイバル志賀号として軽井沢～屋代間を運行していました。

側面にはよく再現されたサボが差し込まれていて雰囲気抜群でした。この日は東京からの新幹線が強風の影響で長時間運転見合わせになっていて、自分が乗車した列車は接続を取らなかったのでガラガラであったと記憶しています。

元々はボックス席でしたが、国鉄時代に急行「かもしか」へ投入するためにグレードアップ改造を受けています。座席は簡易リクライニングシートへ換装されました。