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井川線列車

同じ大井川鐵道でも千頭から先の井川線は全く別の世界が広がっています。秘境をトロッコ列車で探検しているような気分を味わえます。井川線の列車はプッシュプル運転を行っているので、先頭客車には運転台が設けられています。


先頭客車の車内はリニューアルが行われたのか結構綺麗で、座席の座り心地も編成で最も良好でした。運転席直後の席は進行方向を向いていて前面展望を楽しめます。窓は一段下降窓でほぼ全開にする事が出来て、大井川の大自然を存分に味わえます。


実際に先頭席に座った状態の眺望はご覧の通りです。客車列車ですのでブレーキは単弁と自弁の2種類がありますが、この運転台にはマスコンも2種類設置されています。一方はディーゼル機関車用のもの。もう一方はアプト区間専用電気機関車の操作用です。マスコンが2種類設置された運転台というのは非常に珍しいのではないでしょうか?


その他の客車ではバス用の座席を使用した客車もありました。背もたれの高さが低いのが難点ですが、座り心地は悪くありません。


こちらは少々古めな客車です。窓が2段に分割されていて、下段の窓が上に開くようになっています。眺望に難があるので、車掌氏が他の車両を積極的に案内していました。


車内は国鉄型のような雰囲気で、座席の座り心地も国鉄型そっくりでした。長時間の乗車はちょっと辛いかもしれません。荷棚がありますがあまり使う機会は無さそうです。


さらに展望デッキのようなものを備えた車両もあります。復路で乗ってみたかったのですが、復路の列車には残念ながら連結されていませんでした。


アプト区間以外で動力源となっているDD20形ディーゼル機関車です。前面腰部にある前照灯は、曲線通過時に常に前方を向くような仕掛けが付いています。これは反対側の制御車にも付いています。度々落石のある井川線ならではの装備と言えます。

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