21000系

南海で活躍していた21000系を大井川鐵道が譲り受けて普通列車として運用しています。大井川鐵道側の要請で南海の旧塗装を再現して譲渡が行われたそうです。ブタ鼻のヘッドライトに丸みを帯びた前面形状は愛嬌があって個人的に好きです。

車内は転換クロスシートが並んでいます。南海時代は特急列車の予備としても活躍していたそうです。照明は通路中央に1列と、網棚の下に1列ずつの3列設けられています。網棚の下に照明というのは面白い位置ですね。

車端部はロングシートなのですが、一部を撤去して自動販売機が設置されました。訪問時に稼働していたのかは確認していませんが、普通列車に自販機が設置されているのは非常に珍しいのではないでしょうか？

転換クロスシートは詰め物が痛んでいて座り心地はあまり良くありませんが、ロングシートよりは断然快適です。座席に対して窓の位置がやや高めなので、子供が座ると外が見えないかもしれません。