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2200系

名鉄の特急形といえば展望席を備えたパノラマSuperが有名ですが、2200系は実用性重視で設計されています。なお実際に取材した車両は2200系30番台ですが、外観の写真のみ2200系のものを代用しております。


岐阜方4両は一般車になっています。前面は同時期に登場した2000系「ミュースカイ」に類似していますが、本形式では非貫通構造で中央部の左右に開きそうな部分は開きません。


車内は岐阜方から転換クロスシートとロングシートを交互に配置するという独特の構成となっています。文字にすると分かりにくいですが、転換クロス【ドア】ロング【ドア】転換クロス【ドア】ロング、という構成です。競合するJR東海との接客設備の格差を小さくしつつ、混雑緩和を兼ねた苦肉の策といった所でしょうか?


ロングシートは3+2+3の8人掛けで、握り棒2本で仕切られています。側窓はUVカットガラスの採用でカーテンはありません。


岐阜方の車端部は転換クロスシートです。1次車のみ2+2列の配置でしたが、2次車以降では2+1列配置に変更されました。車端部の側窓のみ上部が内側に折れる開閉式となっています。


車内巡回中に車掌業務を行えるように客室内に設けられた車掌スイッチ類も名鉄名物と言えるでしょう。一人掛けの転換クロスシートは座れれば非常に快適ですが、ロングシートなら車掌用のスペースを考慮しても4人は座れそうなので複雑な気分です。


豊橋方の車端部はロングシートで優先席となっていました。ここだけ見ると通勤形車両に見えますね。なお奥の車両は特別車なので貫通路はスモークガラスとなっていて、ガラスには乗降の際にはここを通行せず手前の扉を利用するよう案内が貼付されていました。


優先席は赤紫色で、2+3の5人掛けです。妻面には消火器が格納されています。


豊橋方2両は特別車になっています。ドア開口幅は小さいですが両開きという点が特徴です。側面のシンプルな雰囲気とは対照的に前面は結構派手なカラーリングです。


車内は清潔感のある明るい雰囲気です。客室前後に大型荷物置き場が設けられています。また天井中央の照明に加えて側窓上に補助照明が設けられています。


JRの特急車のような回転リクライニングシートで背面テーブルも装備されています。この座席にミューチケット360円の追加投資で乗車出来るのは非常にお得と言えます。

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