1800系

一部特別車編成の1000系で運行される特急列車の増結用として製造されたのが2両編成の1800系です。増結運用の無い日中は単独で普通列車にも充当されるようで、撮影時にも各務原線の普通列車に充当されていました。

増結用という事で基本となる1000系に非常によく似ています。ただし1000系の前面中央部に設けられていた車両愛称表示パネルは1800系には登場時から装備されていません。その後は両者がリニューアルされた際に撤去されたので外観上の差異が少なくなりました。

内装も1000系と同等で転換クロスシートで構成されています。この仕様の車両で普通列車に充当されると乗り得感が増しますね。個人的には日中とはいえ2両編成でもガラガラな乗車率が心配ではあります。

ドア間は転換クロスシートが3列配席されており、向かい合わせの区画が発生しないような構成は素晴らしいですね。袖仕切りは補助席が内蔵されていて分厚くなっています。残念ながら中央列の座席はどちらの向きに倒しても柱が真横に来てしまいます。

車端部の袖仕切りは補助席が内蔵されていないシンプルなものです。画像では分かりにくいですが、貫通路上部には横長LCD表示機が設けられています。

車端部でも全席が転換出来るのは素晴らしいですね。ライバルとなるJR東海の313系でも近年は新快速列車などを中心に全席転換クロスシートの車両を投入していますが、車内グレードでは長らく名鉄が優位だったのでしょうね。