E653系1100番台

常磐線特急で活躍していたE653系は新潟地区に転属して再び活躍しています。その中でも1000番台の4両付属編成は新幹線停車駅の上越妙高駅と新潟を結ぶ連絡特急列車「しらゆき」号に充当されています。新潟～富山・金沢間は上越妙高駅での乗り換えが必要になり、割引切符の発売を行っていますが乗車率はあまり良くありません。

外観は白を基調として紺と朱色に塗装されています。1000番台は交直両用を生かして日本海縦貫線で活躍していますが、この1100番台は直流区間のみで運用されています。

車内は白系の壁や天井に赤系の座席の組み合わせで、目立つ部分の無い大人しい内装になっています。座席には取っ手が設けられています。一見するとごく普通の座席に見えますが…

座席は485系と同等の座席数を確保するべく910mmピッチになっています。数字だけ見るとかなり狭く感じますが、足元のヒーターが吊り下げ式になっているので足を伸ばす事は出来ます。また座席背面がスリム化されて足元が広くなっています。ただし座席背面が円弧を描くような形状になっているのですが、着席時にちょうど目の前に膨らんでいる箇所が来るので、前席がリクライニングするとかなり圧迫感を感じてしまいます。

デッキは木目調の壁で温かみを感じます。画像では分かりにくいですが照明が少なくて通路は暗めです。