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E257系0番台

中央本線特急列車用として投入されたのがE257系です。低重心化のために通常は屋根上に搭載される空調装置が床下に搭載されているので、屋根上がスッキリしているのが外観の特徴です。なおE257系には中央本線で活躍する0番台の他に、房総地区で活躍する500番台もいます。


0番台の先頭車のうち1号車と11号車は非貫通構造になっています。中央下部に大型LED表示器を備えていて列車種別やロゴマークなどを表示出来ます。JR東日本の列車では標準となった高運転台構造で、形状としては切妻に近い形になっています。


付属編成を連結する関係で3号車は貫通型になっていて、500番台の先頭車と同一の構造です。塗り分けは非貫通型と揃えられています。残念ながらE257系名物の付属編成の連結面は撮影出来ませんでした。


普通車の車内は白を基調とした軽快な印象の空間になっています。荷棚付近の天井は奇数号車がピンク色、偶数号車は水色に塗り分けられています。個人的には爽やかな印象のある水色が好みです。座席の柄は武田菱を模したひし形のパターンになっています。


座席は座面スライド機能付きになっています。この座面スライド機能というのはいまいち使いこなせなくて結局使わないという人もいるのではないでしょうか?一時期は新幹線などでも導入されましたが、最近のJR東日本の車両では採用されていません。メンテナンスが面倒など他の理由もありそうですが。シートピッチは960mmとあまり広くありません。


明るくあっさりした雰囲気の普通車に対してグリーン車は木目調で落ち着いた雰囲気です。雰囲気は悪くありませんが、4列シートにグリーン料金を払うのは躊躇してしまいますね。なおグリーン車の車両は半室が普通席という珍しい車体構造で、車両中央の乗降口を境に前後で普通室とグリーン室に分かれています。


大柄なシートに大型のひじ掛けやフットレストなど設備面での差別化を図っているようですが、隣席に人が来るとどうしても気になってしまう距離しか離れていません。先代あずさ号の豪華3列グリーン車を知っている身としては退化と感じてしまいます。

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