8000系
塩害で老朽化した2100系の置き換えとして東急から譲渡された車両が8000系です。従来普通列車として運用されてきた車両に比べて大幅なサービスダウンとならないよう、各種改造が施されています。また一部車両で先頭車化改造も実施されました。
車内は海側の座席を撤去して、西武10000系の発生品の座席を設置してセミクロスシートに改造しています。山側は種車の雰囲気が残っています。
山側のロングシートは特に改造されていません。手前と奥で袖仕切りを境にモケットの色が微妙に異なっています。手前は茶色ですが、奥は色褪せたような雰囲気の色となっています。
クロスシートは座席の転換・リクライニングは出来ません。窓の下に小さなテーブルを備えています。色々と頑張ってはいますが、リゾート21の代わりにこれが来るのはガッカリじゃ済まないくらい落ち込みそうです。
車端部には優先席が設けられていますが、東急時代と同じく窓に貼付されたステッカー以外は一般席と同じです。モケットの色の違いが分かりやすくなっていますが、優先席だからこの色と言う訳ではありません。
隣の車両を見ると貫通路に個室がはみ出していて、貫通路の1/4が塞がっています。
その正体は新設されたトイレです。なお8000系は当初トイレ付き4連とトイレ無し2連が投入されましたが、後に全て3連に組成変更されています。その際にトイレが追設された車両とではトイレの設置号車が異なります。
TA7編成は2019年以降に東急時代を再現した無塗装編成として活躍しています。シンプルな姿も良いですね。