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2024年JRグループダイヤ改正について JR東海編

JR東海のダイヤ改正では、東海道新幹線の中でも静岡県エリアに大きな改善が盛り込まれています。リニア建設遅延に対する静岡県へのアピールという意味合いでしょうか。在来線では中央西線に大きな変化が訪れました。
(2023年12月15日執筆)

改正の詳細はこちら
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043113.pdf


1.新幹線

・相鉄・東急新横浜線の開業に合わせて運行を開始した新横浜始発の臨時のぞみですが、連休初日や繁忙期に博多まで延長される事になりました。これにより後続ののぞみ99号の混雑緩和が期待できます。博多まで延長運転される日はのぞみ97号、新大阪止まりの日はのぞみ497号を名乗ります。列車番号的にのぞみ497号は毎日運転と言うわけではないようです。

・夜時間帯のひかり停車駅を追加して、静岡・浜松・豊橋への停車列車が各1本増えます。これにより各駅へ停車する列車間隔が改善されます。

・静岡始発のこだま765号を三島始発に延長します。三島・新富士からこの列車に乗車して静岡で後続のひかり号に乗り換えると、現行より1時間以上早く京都・新大阪へ到達できます。

・朝通勤時間帯に運転される三島始発のこだま818号を浜松始発として延長します。後続のこだま820号が静岡始発から三島始発に短縮されますが影響は軽微でしょう。浜松・掛川利用客には純増となります。


2.在来線

・中央西線が新型車両の315系に統一された事により最高速度を130キロに引き上げます。これにより名古屋~多治見間で1分、名古屋~中津川間で3分ほど所要時間が短縮されます。

・昼間時間帯に運行される快速列車を名古屋~高蔵寺間を各駅に停車する区間快速へ変更します。これに合わせて普通列車を毎時2本程度減便されて、普通・区間快速を合わせた名古屋駅発車時刻が10分間隔となります。


2024年JRグループダイヤ改正について JR西日本編

JR西日本のダイヤ改正では北陸新幹線の敦賀延伸に合わせて変化が見られます。また近畿圏では着席サービスの拡充が図られて、関西での着席通勤需要の高さが伺えます。またスーパーはくと増便ややくも新型車両投入など明るい話題が多く見られます。近年のダイヤ改正の中では減便という箇所が少ないのは朗報でしょうか。
(2023年12月15日執筆)


1.北陸エリア

公式プレスはこちら「https://www.westjr.co.jp/press/article/items/231215_00_press_daiyakaisei_hokuriku.pdf

・北陸新幹線敦賀延伸により、かがやき9往復とはくたか5往復が敦賀まで延伸されます。金沢~敦賀間でははくたかは全列車が各駅停車、かがやきは福井のみ停車便が5往復、小松・福井・越前たけふ停車便が2往復、加賀温泉・芦原温泉・福井停車便が2往復となります。

・朝時間帯に運行している上りはくたかは長野で後続のかがやきに追い抜かれるダイヤとなっていました。改正では金沢発車時刻を繰り上げて東京まで先着するようになり、所要時間は7~10分短縮されます。

・つるぎは自由席4両、指定席3両と11号車のグリーン車のみ営業していました。改正以降は自由席2両、指定席8両となり、グリーン車に加えてグランクラスも営業(サービスは無し)となります。


2.近畿エリア

公式プレスはこちら「https://www.westjr.co.jp/press/article/items/231215_00_press_daiyakaisei_kinto.pdf

・スーパーはくとが1往復増発となり利便性が向上します。さらに臨時列車を毎日運転とすることで鳥取~大阪間は8往復体制となります。その代わり大半の列車が京都~大阪間を短縮となり、京都発着は2往復に削減されました。限られた車両数をやりくりする為には致し方ないのでしょう。

・既存列車の一部区画を指定席としたうれシートの設定列車が拡大されます。直通快速2本と区間快速1本が対象となります。また新たに土休日にも直通快速4本と大和路快速3本に設定されます。そのうち直通快速2本に関しては午後の時間帯の設定です。

・うれシートの好調を受けてか新たに通勤特急らくラクやまとが1往復運行されます。うれシートとは違って特急列車ですので料金面での工夫が無いと利用定着は難しそうです。

・その他の通勤特急にも変更が行われて、姫路~新大阪間で運行されているらくラクはりまは網干~京都間に運転区間延長を実施します。びわこエクスプレスは名称をらくラクびわこに変更します。大阪21時36分発の米原行きは19時20分発に繰り上げとなりました。

・観光客の大量乗車による混雑で問題となっている嵯峨野線では日中毎時1本の増発が実施されて、既存列車の編成両数の増結も実施されます。


3.中国エリア

公式プレスはこちら「https://www.westjr.co.jp/press/article/items/231215_00_press_daiyakaisei_chugoku.pdf

・ダイヤ改正と同時ではありませんが、4月6日から一部のやくもに新型車両を投入します。当面は6往復での運行ですが、6月までに順次置き換えを進めるようです。ただし6月以降も従来車両で運転する場合があるとの事。

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