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S-TRAIN利便性向上策

西武鉄道では副都心線・東横線・みなとみらい線へ直通する有料座席指定列車としてS-TRAINを運行していますが、乗車率が極めて低い状態が続いています。乗り換えなしで便利なはずなのに何故乗車率が低いのか。今回は乗車率を向上できそうな対策を考えてみました。
(2023年06月12日執筆)


停車駅の追加

現状では菊名・武蔵小杉・中目黒・小竹向原・練馬で運転停車が発生しています。これらはいずれも他線との接続駅であり、乗降扱いが実施できればより広範囲から集客が可能です。秩父方面や横浜方面への行楽需要を活かせると思います。また始発列車の少ない菊名や武蔵小杉からは都心方面への着席需要も期待できます。


運転本数の増加

現状は上り2本、下り3本と運転本数が少なく気軽には利用しにくい状態です。上りですが2号の運転時刻は都心や横浜で遊ぶには少々遅いと感じるので、1時間ほど繰り上げても良さそうです。また4号の手前に西武秩父15~16時代に1本欲しいところです。また下りに関しては5号の前後に1本ずつ走らせても良さそうです。


現状の設備では増発は厳しい

しかしながら現状の設備では増発は非常に厳しいと言わざるを得ません。というのも終点駅では座席転換及び車内清掃が必要ですが、元町・中華街駅には引き上げ線が無いので元住吉の車庫に引き上げる必要があります。唯一4号→5号のみホーム上で折り返しを実施していますが、ホーム容量に比較的余裕のある時間帯だからこそ出来るものです。元町・中華街駅の引き上げ線は完成が2030年以降のようなので、完成後は増発が期待できるかもしれません。


おまけ

2023年6月11日のS-TRAIN1号の様子

・まずは実際に乗車した際の様子をお伝えします。横浜発車時には車内に3人程度しか乗車しておらず、相変わらずの空気輸送となっていました。その後菊名と武蔵小杉に運転停車をして自由が丘へ向かいます。東急線内は特急という扱いなのか運転停車が発生します。菊名は横浜線との接続駅で、武蔵小杉は南武線との接続駅ですから乗降扱いしても良さそうなものですが難しいのでしょうか?その後中目黒でも運転停車を行って渋谷駅に到着です。

・渋谷では若干の乗降がありましたが相変わらずガラガラです。その後新宿三丁目と池袋に停車します。なお池袋駅は上下列車共に降車専用で乗車する事は出来ません。小竹向原では乗務員交代のため運転停車です。

・西武線内に入って練馬で保安装置切り替えのため運転停車します。その後最初の停車駅である石神井公園に到着するとまさかの乗車客が現れました!ラビューは石神井公園に停車しないので、長距離移動に丁度いいのでしょう。その後は所沢や飯能で降車があり、終点の西武秩父に到着すると意外にもそれなりの人数がホームに降りてきました。他の号車ではもう少し乗車率が良かったようです。

・石神井公園発車後に車掌氏が乗客から質問を受けていました。S-TRAINとFライナーの違いというもので、説明をしつつ指定券を発券していました。名称が紛らわしいのかもしれませんが、東横線内では料金不要の特急を運行しているので、特急という名称を使えないのが問題を複雑にしています。


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