2023年JRグループダイヤ改正について JR東海編
JR東海のダイヤ改正では、東海道新幹線の更なる高速化や特急車両の置き換え完了など意欲的な改正内容となっています。
(2022年12月16日執筆)
改正の詳細はこちら
「https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000042444.pdf」
1.新幹線
・上りのぞみ号2本が新大阪→東京間を2時間24分で運転します。N700系投入により達成した2時間27分運転から更に高速化が達成できるとは驚きました。他にも2時間30分を切る列車が上下で17本増えるなど新幹線の進化が続いています。
2.特急列車
・特急ひだ号が遂に新型のHC85系で統一されます。キハ85系自体は特急南紀号で活躍しますが、グリーン車は見納めとなります。3列シートの展望グリーン車は消滅が特に惜しまれます。
2023年JRグループダイヤ改正について JR西日本編
JR西日本のダイヤ改正では大阪駅うめきたエリア開業や奈良線複線化一部完了など大規模工事による利便性向上や、Aシート拡大などのサービス改善が見られます。ただ地方線区を含めて一部減便や区間短縮などもあり、厳しい経営環境も垣間見られます。
(2022年12月16日執筆)
改正の詳細はこちら
「https://www.westjr.co.jp/press/article/items/221216_00_press_daiyakintou.pdf」
大阪駅うめきたエリア開業
・運転線路の都合により大阪駅に停車できなかった特急はるか&くろしおが大阪駅に停車するようになります。これにより関西空港や和歌山・南紀方面との往来が便利になります。
・おおさか東線は全列車が大阪駅乗り入れとなります。ただし大阪駅のホームは他路線に比べてやや離れているので、三宮方面などは新大阪で乗り換えた方が便利かもしれません。
奈良線一部複線化
奈良線では複線化工事の進捗により複線区間が拡大しました。これによって対向列車の待ち合わせが一部解消されて、平日朝通勤時間帯で所要時間短縮や増発が実現します。また日中に運転されるみやこ路快速も所要時間短縮が実現します。
Aシート連結列車拡大
1日2往復の新快速列車で提供されている有料着席サービス「Aシート」が6往復に拡大します。着席ニーズに応える列車として、これからも更なる成長に期待したいです。