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夜行列車復権への道 サンライズ瀬戸改善案

「夜行列車復権への道」第2回は乗車率の低迷しているサンライズ瀬戸の改善案を考えてみました。乗車率を改善する事は運行継続に最も重要であると感じています。乗車率が低い状態が続くと後継車種が開発されずに寿命と共に列車そのものが廃止となりかねません。そのような事態は何としても回避してほしいです。
(2021年03月11日執筆)


サンライズ瀬戸の問題点

米子・松江・出雲市などの幅広いエリアから集客しているサンライズ出雲に比べて、運行区間の短いサンライズ瀬戸は集客エリアが狭いという根本的な弱点が存在します。高松は四国地方を代表する大都市ですが、逆に言えば高松以外に乗降が見込める駅がほとんど存在しません。


具体的な改善案

発着駅を高松から松山に変更する事で、松山のような大規模な都市の他に予讃線沿線の新居浜・伊予西条・今治などの中規模な都市からの利用も見込めるので、幅広いエリアからの集客が可能となります。具体的なダイヤは以下の画像をご覧下さい。※サンライズゆめに関しては次回以降紹介します。


改善によって発生する懸念点

●高松方面との利便性確保
現状乗車率が低迷してはいるものの、四国最大のターミナル駅である高松からの利用客への配慮は必要不可欠です。よって児島駅で接続を取れるように岡山~高松を結ぶ快速マリンライナーの時刻を修正する必要があると思われます。

●上り列車の繰り下げ
比較的遅い時間に出発して翌朝の航空機始発便より先に到達できる下り列車に対して、上り列車は東京駅到着を遅く出来ないので始発駅出発が早めの設定です。これは線路容量的に東海道線の朝ラッシュ時間帯より前に到着する必要があるためです。松山発着に変更する場合は所要時分が伸びるので出来るだけ始発駅発車を遅らせたいのですが、前述の理由により難しいです。上述の想定ダイヤでは影響を最小限に抑えられるように現行より15分ほど繰り下げてみました。


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