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2021年JRグループダイヤ改正について JR九州編

JR九州のダイヤ改正では、新幹線や特急列車を中心に減便や臨時列車化が行われています。特に日豊本線特急の減便・臨時列車化によって、元々高速バスに対して劣勢となっていた福岡~宮崎方面は競争を諦めた状態です。
(2020年12月24日執筆)

公式プレスはこちら
https://www.jrkyushu.co.jp/railway/dia/pdf/press_kyushu.pdf


1.新幹線

・九州新幹線減便及び種別格下げ
九州新幹線区間で完結するつばめ号13本とさくら号2本が廃止されます。これによって出水・新水俣・新八代・筑後船小屋の各駅は2時間以上間隔が開く時間帯が発生します。山陽新幹線直通列車には変更ありません。救済として一部のさくら号をつばめ号に格下げ(各駅停車化)やつばめ号の運転区間延長を実施します。


2.特急列車

・ソニック号臨時列車化
日中の速達タイプ12本を繁忙期運転に変更します。なお大分で接続するにちりん号が減便及び臨時列車化により博多・小倉方面から宮崎方面の乗り継ぎ利用が困難になります。

・にちりん号減便及び臨時列車化
4本を廃止とともに4本を繁忙期運転に変更します。救済として宮崎空港~延岡間をほぼ同時刻でひゅうが号を6本運転します。うち4本は前述のとおり繁忙期に大分発着のにちりん号として延長運転を行います。これによって延岡以南は毎時1本運転されますが、延岡~大分間は2時間おきの運転となります。

・かもめ号減便及び臨時列車化
1本を廃止とともに3本を繁忙期運転に変更します。

・きらめき号減便
6本が廃止されます。救済としてきらめき1号と同等の時刻に小倉発博多行の快速列車を運行します。またソニック201号をきらめき16号相当の時刻に繰り上げて運転します。

・かいおう号減便
1号(平日運転)、5号(休日運転)、4号の合計3本が廃止されます。救済として2号の時刻を旧2・4号の中間の時刻に変更されます。かいおう号は昨年11月比で乗車率が57%減というJR九州の特急列車全体で最も大きな減少幅を記録しています。

・きりしま号減便
宮崎発着の2本と都城・西都城を発着する2本の合計4本を廃止されます。

・有明号廃止
平日朝に博多行1本のみの運行となっていた有明号が遂に廃止・名称消滅となります。救済として大牟田~鳥栖間をほぼ同時刻で快速列車を運行し、鳥栖駅同一ホームでかもめ102号博多行に接続します。

・海幸山幸号増発
毎週末のように運行されている海幸山幸号は繁忙期に1往復増発します。南郷駅での長時間折り返し待ちの間に追加でもう1往復するものと思われます。


3.普通・快速列車

・福北ゆたか線運転体系変更
日中の博多~直方間の快速列車を毎時1本減便するとともに、快速列車を博多~篠栗間各駅停車に変更します。救済として篠栗・新飯塚発着の普通列車をそれぞれ新飯塚・直方発着に延長します。これによって博多~篠栗間は毎時4本→3本に減便されます。また日中の直方~黒崎方面直通列車が廃止されます。

・終電繰り上げ
福岡・熊本都市圏では概ね20分、大分都市圏では概ね10分、鹿児島都市圏では概ね25分の終電繰り上げを実施します。


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