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北海道新幹線の乗車率改善策

道民の期待を受けながら開業した北海道新幹線ですが、2017年の乗車率は前年比21%減少という悲惨なものとなっています。開業効果が落ち着いてこの数字になったものと思われますが、今後ここからの巻き返しに期待したいです。今回は低迷する北海道新幹線の乗車率向上策について考えてみました。
(2018年5月25日執筆)


1.仙台・盛岡発着の旅行商品の発売を促進する

はやぶさ号は東京~仙台間の利用が大半で、仙台以北になると途端に乗車率が落ち込みます。そのため仙台~新函館北斗間ではせっかく走っているのに座席がガラガラという状態になっています。そこで仙台・盛岡地区から函館方面の旅行商品を発売して乗車率を回復させるものです。東京~仙台の乗客と仙台~新函館北斗の乗客が一本の列車で輸送出来れば効率的です。


2.青函区間の割引切符の発売

在来線時代は青函往復切符などの割引乗車券のおかげで青函間の移動は比較的安価に利用できました。しかし新幹線開業によって実質値上げとなり、一部旅客はフェリーに流れてしまいました。えきねっとでは新青森~新函館北斗間が40%割引になるトクだ値を発売していますが、パソコンに馴染みのない方の利用は厳しいものがありますし、発売に当たっての条件が厳しいです。そこで青函往復切符に相当する割引切符を窓口などで発売して青函間の移動に新幹線を利用してもらう考えです。


3.盛岡以北の速度向上

青函トンネルは在来線の貨物列車と共用なので、安全上の理由で速度を大幅に落として走行しています。これは別に新たなトンネルを掘らない限り永遠に付きまとう問題です。そして東北新幹線では東京~盛岡間を最速320キロで走行していますが、盛岡以北では260キロに落とされてしまいます。これは盛岡以北が整備新幹線に該当するためと言われていますが詳しい事は不明です。そこで盛岡以北でも320キロ運転が出来れば所要時間が短縮されて対航空機で優位に立てるのではないかという考えです。


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