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成田エクスプレスの乗車率改善策

成田空港開港以来空港アクセス列車として走り続けている成田エクスプレスですが、料金の割高感もあってか乗車率は芳しくありませんでした。2017年のダイヤ改正で増結が行われている事から成田空港~東京間の需要は高い事が伺えますが、東京以南では相変わらず乗車率は低いままのようです。現在えきねっとで東京~横浜・大船間で割引切符を発売していますが効果は不明です。そこで成田エクスプレスの乗車率を改善させる方法について考えてみました。
(2018年5月17日執筆)


1.NEX往復きっぷの値下げ

NEX往復きっぷは横浜発が6170円になります。そして同じく横浜を発着するリムジンバスの往復運賃は6000円で、さらにヤング割やシニア割では片道2000円になります。そしてNEXが30~60分間隔での運転に対して、バスは20分間隔での運転です。NEX往復きっぷは何故か横浜発着設定のみ妙に値段が高く他の区間と比べて不平等な状態になっています。そこで料金を見直して高速バスからの転移を狙う考えです。


2.NEX往復きっぷの発売条件緩和

NEX往復きっぷは前日までの発売に限定されています。さらに成田空港側では発売しておらず、成田空港からの往復利用は出来ない状態です。この発売制限を撤廃して当日でも購入出来るようにして、さらに訪日外国人などが成田空港からの往復乗車でNEX往復きっぷが購入出来るように改善するものです。まぁ訪日客はジャパンレールパスを利用する気もしますが、買えないよりはマシかと。


3.特急料金の値下げ

NEXは特急料金が割高なA料金を採用しています。これをB料金に変更する事で値下げを行うものです。またNEXのグリーン車は普通車と大してサービス内容に変化が無いにもかかわらず、特例が設定されている関係で距離に対して非常に高額です。そこで特例を撤廃してグリーン料金の実質値下げを行うものです。


4.全列車の千葉・成田停車による近距離利用の促進

NEXは朝晩の一部列車を除いて東京~空港第2ビル間ノンストップで運行していますが、千葉と成田に停車する事で東京~千葉・成田間などの近距離利用を促進するものです。停車駅追加による所要時間の増加は微々たるもので大きな影響はないと思われます。


5.東京以南で自由席の設定

現在東京~大船間でえきねっとでの割引切符を発売しています。820円で乗車できるというお得なものですが、えきねっとのサイトから申し込みをしなければならず微妙に不便です。そこで自由席を設定する事で駅の券売機でも購入出来るようにして乗車の敷居を下げるものです。また駅のホームでライナー券のように自由席特急券を立ち売りするなどして普通列車待ちの列に対してアピールするのも有効かと思われます。


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