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東京九州フェリー はまゆう 新門司→横須賀(2024/02/05乗船)

2021年7月に就航した関東と九州を直行する航路です。関東側の港が横須賀港という事で地元にとても近く、前々から気になっていました。新門司→横須賀を20時間50分で結ぶ長距離航路です。

小倉駅からのシャトルバスに乗車したのですが、小倉駅からは13名、門司駅からは3名の乗車でした。受付を済ませて待合室に移動すると30名程度待機していたので、半数は乗用車利用の同乗者と思われます。意外と多い印象を受けました。


深夜出港で夜入港という事で船体外観の撮影は困難です。ターミナル受付の横に模型があったので代用。カラーリングを見てわかるように新日本海フェリーなどと同じSHKライングループの会社です。

乗船してすぐに個室へ向かったのですが鍵が開かない…。乗船券に印刷されているQRコードが鍵になっているのですが、読み取っている挙動をしているのに鍵が開かない。案内所の職員氏に相談して対応してもらうと、なんと読み取り機の電池切れとの事。交換作業を観察していると単三乾電池4本で動いていました。

個室に荷物を置いてからすぐに入浴を済ませて、個室内でまったり寛いでいたのですが、正直すぐに寝たかったものの下の甲板で作業が行われているのか振動や騒音で寝付くことが出来ず、ある程度静かになった25時頃にようやく就寝。ベッドは悪くないのですが、枕は高さが低くて寝にくかったです。


翌日遅めに起床してからは船内を散策します。エントランスホール周辺には案内所や売店があり、中央は吹き抜けになっています。


吹き抜けにはエレベーターもありバリアフリー対応となっています。20時間を超える長距離航路なので共有空間の広さは重要です。8時頃におはよう放送があり、高知県室戸岬沖を航行中との事。


案内所に併設されている売店では飲料や土産物などを扱っています。食料品はカップ麺程度で、パンやおにぎりなどの軽食は扱っていません。ただ他の方の乗船記を拝見すると、焼き立てパンの販売を行っている場合もあるようです。


こちらはスクリーンルームで、映画やプラネタリウムの上映を行っています。旅客輸送にも力を入れた航路であることが伺えますね。


さらにはスポーツルームまで設けられていて、船上でエクササイズも楽しめます。利用料金はなんと無料!


先頭部にはフォワードサロンがあり、大海原を眺めながらゆったりとして時間を過ごすことが出来ます。


見渡す限り海が広がっています。実にいい天気ですが、場所によっては大きく揺れる場面もありました。


今回はツーリストSという個室を利用しました。個室内の写真を撮り忘れるという痛恨のミス…。個室内にはテレビ・コンセントなど必要最低限の設備はあります。洋上では当然電波はつながらず、事前にダウンロードしておいたYouTubeの動画も見尽くして虚無のような時間を過ごす羽目に。意図せずデジタルデトックスを体験する事になってしまいました。普段いかにデジタルコンテンツに依存していたのかを痛感しました。


昼食と夕食はレストランを利用しました。各テーブルにあるタブレットで注文するタイプです。こちらは昼食で食べた長崎ちゃんぽんセットで、1200円と高めです。ただ量が多めなので船上であることを踏まえると高すぎるという程でもないかと。

所々で大きく揺れる場面もあったものの、おおむね順調に航海を続けて横須賀港には20時29分に入港。港から横須賀中央駅までは歩いて15分ほどで到着しました。ただ案内看板があまり無くて迷わないように(地元なのに実際迷いました)注意が必要です。

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