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函館特急ニュースター号(2019/05/23乗車)

札幌と函館を結ぶ手段としてはJR北海道の特急スーパー北斗号や都市間高速バスの高速はこだて号がありますが、2011年に新たに北海道バスが都市間高速バスに進出しました。それが今回乗車した「函館特急ニュースター号」です。従来の高速はこだて号に比べてやや短い所要時間と価格の安さを武器に走り続けていますが、どうにも知名度が低いのか乗車率は宜しくありません。数年ぶりに乗車してみて変化があったのか確かめてみたいと思います。


やって来たのはやや古い雰囲気のエアロクイーンでした。前回は新車のセレガだったのですが、どうやら代車に当たってしまったようです。コンセント付き独立3列シートの快適な空間を期待していたのですが、まぁSHD車に乗れただけマシでしょうか。

札幌駅からは4名乗車で合計5名で函館へ向かいます。前回同様に乗客が少なくて、この路線の今後が心配になります。もう少しチラシを配布するとか地上での宣伝に力を入れたほうが良いのでは?と感じます。7時34分に札幌駅を発車。7時51分に札幌北インターより高速に流入して一路函館を目指します。前半は車の流れがやや悪かったですが、道東道央分岐点辺りから流れが良くなって90キロ後半を保ちつつ、最初の休憩地である樽前SAに8時44分に到着して約15分の休憩です。


車内は普通の観光バス…のようですが、運転席側車両中央部にトイレが設けられています。カーテンには「MAEDA KANKO」と書かれていたので中古車のようです。本務車に比べてグレードは大きく下がってしまいますが、ガラガラのバスで隣席も占有できるのは4列シート車も悪くないかもしれません。


座席自体は普通の観光バス仕様でシートピッチも普通ですね。旧式の車両故なのか停車中にエンジンの振動が体に伝わって来て、ちょっと不快に感じるかもしれません。

樽前SAから出発してしばらくして、バスが路肩側の車線を踏んだのか車体が軽く振動。ビックリして運転席を見ると、どうも片手運転をしている最中に接近してしまったようです。今回の運転手氏、この後も度々飲み物を飲むために片手運転をしており少々不安になりました。

10時27分に静狩PAに到着して2度目の休憩です。ここはトイレと自販機しかないシンプルなPAで食料の購入は出来ません。15分の休憩の後出発。今度はいきなり左に急ハンドル!路肩側はまだしも分離帯側はマズいだろと心の中で突っ込みを入れつつ更に不安は増すことに。11時42分に大沼公園本線料金所を通過して高速流出。今回は全員が函館駅前までの乗車という事で、新函館北斗駅前は通過して直接函館市内へ向かいます。函館新道を経由して12時25分に函館駅前に到着しました。

障害者割引が適用になりとても安価で利用出来る函館特急ニュースター号ですが、知名度がもっと上がって利用客が増えてくれれば嬉しいのですがね。あと運転に対する意識は変えていく必要があるかと。2回も休憩が設定されているのに運転中に片手で飲み物を飲んで車線維持が出来ないのは問題だと思います。水分補給は停車中に行うべきだし、どうしても我慢が出来ないなら最寄りの休憩箇所で停車させるべきです。今回がたまたまで大多数の運転手氏は安全運転に徹していると信じたいです。

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