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京急バス BYD社製大型電気バス(2024/02/15乗車)

杉田営業所管内で運用されている小型電気バスに加えて、2024年より大型電気バスが導入されました。今回は追浜と衣笠の各営業所に2台ずつ導入されます。2月15日に開催された「お披露目式・先行試乗会」では「A8431」と「E8432」の2台が参加しました。今回の記事では2台の写真が混在します。

お披露目式には京急バス社長や京急電鉄社長、横須賀市副市長などが参加し、テープカットも挙行されました。来賓と報道関係者の試乗を実施して、そのあと試乗会として2台のバスで横須賀中央駅周辺を一周しました。


外観は従来の京急バスを踏襲しつつ電気バスとしてのアピールもされています。個人的には格好良くて好きなデザインと感じました。


中ドアは両側に開くプラグドアとなっています。開閉速度は従来車とそんなに変わらず、乗降時間に影響を与えることは無さそうです。ただ乗車の際に車体に手をつく高齢者を見かける事があるので、その際にドアの耐久性がどうなのか気になります。


非公式側と後部はこちらです。側窓上部は開閉できるようになっています。前面と同様に後部も格好良いです。


車内は床面がスピード感を感じるような独特な柄です。座席モケットも新たなもので、優先席は公式側に2席と非公式側前方に1席が設けられています。前輪タイヤハウス上の座席は非公式側のみ設けられています。


このバスの売りの一つが車内通路がフルフラットであることです。座席最後列の手前までフルフラットなので、混雑時に奥まで詰めてもらいやすいというメリットがあります。


中ドアより後方は座席が5列配置されています。ただしタイヤハウスを避けるように向かい合わせとなっている座席が存在します。


このバスの最大の懸念点は通路との段差です。通路自体はフルフラットですが、座席との間には20センチ近い段差が存在します。車内人身事故の発生が心配になります。


通路は最後列手前で途切れています。座席は各席が独立した形状ですが、非常口横のみ形状が異なります。


座席はフィット感が強いもので、座り心地はとにかく硬いです。シートピッチは狭くありません。また車内壁面などにはUSBコンセントが大量に設けられています。


運転席はメーター類が液晶ディスプレイによるグラスコックピットとなっています。

今回の電気バス導入にあたっては各営業所に急速充電器を設置、空の状態から満充電まで6時間掛かるとの事でした。投入路線は追浜営業所が八31系統(内川橋~安浦二丁目)、衣笠営業所が須1系統(横須賀駅~横須賀中央駅~衣笠駅)との事です。なお固定ダイヤになるのかは言及されませんでした。

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