鎌倉臨
年始の初詣シーズンには各地から鎌倉へ向かう団体臨時列車が多数運転されていました。こちらは常磐線時代のE657系で、水戸方面からの団臨かと思われます。このカラーリングも懐かしいですね。
団臨以外にも臨時列車のホリデー快速が多数運転されていました。新前橋所属の165系モントレー色で運転されたホリデー快速あかぎ鎌倉号は高崎方面から鎌倉を結ぶ列車でしたが、鎌倉方面へ運行されていたホリデー快速では唯一鎌倉より先の逗子まで営業運転されていました。大型のヘッドマークが装着されて立派な姿です。
ホリデー快速鎌倉号は115系を使用して大宮~鎌倉間を武蔵野線経由で運転されていました。運行区間や使用車種が変わりつつ運行が続けられて来ましたが、その後2022年10月以降は特急化されています。
千葉支社が保有していた「ニューなのはな」です。ボックス席の背ずりを倒すと畳敷きに変化する特殊仕様となっていました。
「やまなみ」と共に登場したお座敷電車が「せせらぎ」です。共に4両編成で、両車を併結しての運用もありました。のちに「せせらぎ」に「やまなみ」の中間電動車ユニットを組み込んだ6両を再改造して「リゾートやまどり」に変身して2+1列シートのジョイフルトレインとしてさらに活躍を続けました。
こちらもお座敷電車の「華」です。6両編成で各地へ運用されていました。485系が種車なので交直流対応でした。普段旅客列車が通らない貨物線を巡るツアーなどにも充当されました。
横浜~松本間を横浜線経由で結んでいた「はまかいじ」には2往復運転されていた時期があり、松本午前発の1往復は鎌倉まで延長運転されていました。根岸線に対応した保安装置を搭載した編成による運転でした。乗車率が悪かったのか数年で廃止されてしまいました。
田町電車区に配置されていた波動用の車両に167系が在籍していたのですが、湘南色・アコモ改善車・メルヘン車という3種類の仕様が存在していました。こちらは「パノラマエクスプレスアルプス」の増結用ににカラーを合わせた通称「メルヘン」車です。車内はリクライニングシートに換装されています。また前面の灯火を角型ライトに変更されています。
こちらも田町の167系ですが、こちらはアコモ改善車と呼ばれるタイプで、簡易リクライニングシートに換装されています。田町所属の波動用編成で最大のグループです。カラーリングは「田町色」とも呼ばれていました。
5本配置されたうちのH14編成の上り方のみ灯火が角型ライトとなっています。このように逗子駅3番線外側の側線は団臨の折り返し用として重宝されていました。
一部の列車は横須賀駅2番線や側線で折り返しが行われていました。この時は三鷹電車区の169系が停車していました。通称「三鷹色」と呼ばれていて、ボックス席の編成と簡易リクライニングシートの編成と2種類が在籍していました。