デジタルデトックスに最適?高速フェリーと九州博物館巡り4
固定電話機コーナーの次は公衆電話機コーナーです。こちらはかつての公衆電話ボックスのレプリカです。色や形状から灯台や神戸ポートタワーを連想します。
その他歴代の公衆電話ボックスが模型で展示されています。時代を経てシンプルなデザインに変化していく様子が分かります。
ここから怒涛の公衆電話機ラッシュです。色も形も様々な公衆電話機の魅力をお楽しみください。こちらは見た目からズバリ「赤電話」正式には委託公衆電話です。NTTが直接設置するものとは異なり、商業施設や商店などの構内に設置して、電話機の管理を委託している形態の公衆電話だそうです。こちらはその中でも初期にあたるモデルだそうです。
時代を経るにつれて筐体のサイズが大きくなっています。左のものは下に「ダイヤル市外通話もかけられます」と記載があります。逆に言うとこれ以前のモデルでは市内のみしか掛けることが出来ませんでした。
こちらは10円玉に加えて100円玉にも対応したモデルです。ダイヤル式とプッシュ式があり、ダイヤル式は分解されて内部構造が分かるようになっています。
次はいきなり真っ青な電話機です。こちらも見た目から「青電話」と呼ばれるものです。設置形態は赤電話と概ね一緒ですが、赤電話は設置施設の営業時間外や定休日には電話機も収納されて常時は利用できませんでした。そこで青電話は台座に固定して防犯面で強化を施されたので、屋外に設置されて常時利用が可能となりました。緊急通報に使用するボタンも設けられています。
こちらは「ピンク電話」正式名称は特殊簡易公衆電話です。病院・喫茶店・旅館など人の出入りが多い場所に設置されていたそうです。公衆電話の不足が深刻だった時代に、一般電話に料金箱を取り付けて「貸し電話」としていたものを発展させて料金収受機能などを付加したのがピンク電話です。
10円玉に加えて100円玉も利用可能な一般的な公衆電話機として登場したのが「黄電話」です。形状はそっくりですが、ダイヤル式とプッシュ式の両方があったようです。
黄電話にはスーツケースのような角ばった形状の機種もあったようです。下部には詳しい使い方が記載されています。それにしても設置形態などによってこんなにカラーバリエーションがあったとは驚きです。
1985年にはピンク電話でも100円硬貨に対応した機種が登場しました。展示されているのは1988年製ですが、今までの機種と比べると現代的で新しく感じます。またピンク電話では初めて緊急通報ボタンが追加されました。
ピンク電話にはテレホンカード専用機もありました。すでにお腹いっぱいな感じもしますが公衆電話ゾーンはもう少し続きます。
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