813系2200番台
813系はJR九州管内の福岡エリアで運用されている車両ですが、非常に様々なバリエーションが存在します。今回は通勤時間帯の深刻な混雑を緩和するため考案された座席撤去車の紹介です。なお取材した編成は2024年5月にロングシート化改造が実施されています。
車内に入ると明らかに怪しい空間が広がっています。座席撤去跡には配線を覆うカバーが新設されています。荷棚には頭をぶつけないよう注意喚起のオレンジ色のテープが貼付されています。
ドア間の座席のうちドア横の1列ずつが撤去されて残された座席は3列となっています。両端の列は転換が固定されています。
残された3列のうち転換するのは中央の1列のみとなっていて、高確率でボックス席に座る事になります。しかも元々は転換する座席をそのまま固定化したので、シートピッチが非常に狭い区画となってしまいました。
座席撤去により中央ドア付近はこのように広大なスペースが生まれています。座席撤去には多くの批判が寄せられていますが、実際に座席未撤去車に乗車したところドア付近に混雑が集中する一方で通路まで進まない乗客が多かったです。現状を鑑みると座席撤去はある程度やむを得なかった印象です。もちろんロングシート化がベストですが。
一方で車端部は従来通りボックス席が存置されています。長距離利用客に配慮したというより単に改造が大変だから手を付けなかったという気がします。
中距離以上の乗車でもシートピッチの狭いボックス席よりはロングシートの方が快適な気がします。窓側にもひじ掛けがある点は良きです。

