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波瀾万丈の西日本周遊記1

今回の旅行はスタートからトラブル発生です。予定より20分ほど早く家を出たところ、京急が人身事故から再開して20分しか経っておらず、列車が遅れていました。エアポート急行が運休だったので仕方なく特急に乗車する事になったのですが、運よく座れたのはラッキーでした。駅間停車を避けるためか日ノ出町に10分ほど臨時停車しましたが、なんだかんだで新横浜には予定通りの時間に到着して無事に新幹線に間に合いました。

新横浜からは「のぞみ17号」で広島へ向かったのですが、途中の名古屋駅で発車間際に慌てて降りようとしたサラリーマンがドアに挟まれるトラブルも発生。幸い次の京都駅には定刻て到着しましたが、今回の遠征は初っ端からトラブル続きで先行きが不安です。


広島駅でコインロッカーに荷物を預けたら、広電に乗って市内各地を取材に回ります。ところが肝心の路面電車が全然来ません。広島駅電停の構内が混雑して折り返しの電車が入線出来ない様子。市内数か所を巡って広電西広島に着いた頃には、遅延によるものか発車標の時刻欄が消えていました。


なお広電では時刻を表示する発車標は珍しく、大抵は残り時間で表示されます。接近すると「まもなく」という表示に変わりますが、市内では信号待ちなどで時間がかかるので待たされる印象が強いです。また低床車の場合はその旨が表示されます。


途中一度だけ5000形に遭遇しました。画像は昔のもので現在は行先表示機はLED式に換装されています。しかし荒手車庫には大量の5000形が留置されていて、留置されていた本数や他にすれ違った車両が居なかったことを考えると、運用に入っていたのは1本のみと思われます。部品調達に難がある事などから、走行距離を抑制するためにラッシュ時以外は極力運用に入れないようにしているのでしょうか?


続いて連接車で最新シリーズの5200形がやって来ました。「Green mover APEX」という愛称が与えられていて、造形・カラーリング共に近未来的でとても格好良いですね。5206編成は今年の3月に導入されたばかりの最新編成です。


3950形は「Green Liner」シリーズの最終形式で、乗降口に段差の存在する最後の形式となっています。スーツケースを持っている状態でこの段差を乗り降りするのは結構大変です。車両デザイン自体は好きなんですけどね。なお車体は3車体連接構造ですが、5車体連接構造の5000形以降と定員には大きな差は無いそうです。


2号線の主役として3950形と共に見かける機会が多いのが3900形です。8編成在籍していますが、内装や足回りなどの違いを区分すると5パターンも存在するそうです。ラッピング車両としても活躍しています。


そろそろ広電宮島口を離脱しようと思っていた矢先に到着したのは5100形です。2号線では1本のみ運用されていて、遭遇出来たのは奇跡でしょうか。5000形で露呈した数々の問題点を克服して製造された国産の超低床電車です。座席モケットは広島の名物名所などがデザインされたオシャレなものとなっています。


広電の写真を撮影した後は山陽線に乗り換えて、大野浦駅で折り返しの列車を撮影しました。やって来たのは3+2+3両の227系です。かつて「国鉄広島支社」と揶揄されていた面影は微塵もありません。グラスコックピット採用で先進的な車両は、アーバンネットワークの車両と同等のグレードで非常に快適でした。


広島エリアを満喫した後は新幹線で岡山へ向かいます。ちょうどいいタイミングで500系充当列車があったので予約しました。今回は「新幹線直前割」という企画券を利用しています。3日前~前日までの予約で土休日の新幹線が激安で利用できるもので、広島~岡山は2000円以上安い3900円で利用出来ました。


高速化を追求したフォルムは居住性が多少犠牲になっているものの、子供から大人まで幅広い世代を魅了しています。またエヴァンゲリオン新幹線やハローキティ新幹線など個性的な列車にも抜擢されています。特にハローキティ新幹線は世界的に取り上げられて、イギリスBBCの男性アナウンサーが興奮気味に紹介したという逸話もあるとか。


そんな500系でおススメしたいのが6号車の指定席です。かつてグリーン車であった座席を一部改造したもので、座り心地は極上です!そんな乗り得な列車ですが、乗車率は悲惨で5人程度しか乗車しておらず、新尾道辺りで遂に貸切となってしまいました。岡山からは路面電車で今宵の宿へ移動しました。

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