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幸運に恵まれた関西エリア取材記3

鉄道交流館の隣には車庫があり、ハイモ180-100形が停車していました。富士重工がローカル線向けの軽快気動車として製造したLE-Car IIシリーズの第1号車だそうです。動態保存されていて定期的に乗車体験を実施しています。


川沿いを歩いていくと今回の旅の目的の一つであるキハ58系が見えてきました。一見すると普通の国鉄型気動車ですが、こちらは富士急行が導入した車両です。新宿~大月間で併結相手の「アルプス」が気動車で運行(甲府以遠が非電化のため)していたので、全線電化済みであるにも関わらず気動車を導入する必要がありました。なお扇風機にはJNRロゴがあるなど国鉄車と共通の部品を多用しているそうです。


3両導入されたうち展示されているキハ58003は予備車のため、他2両のどちらにも連結できるよう両運転台車で製造されましたが、座席定員を揃える必要もありました。そこでトイレ・洗面所を省略して客用ドアの幅を縮小する事で客室空間を確保しました。なおキハ58系列で新製時から両運転台の車両はこの1両のみだそうです。


DL17は神戸製鋼所神戸製鉄所専用線で活躍していた機関車です。誘導担当が乗るスペースは製鉄所という特殊な環境から保護するためか半個室のようになっています。キハ58003は機関故障のため、乗車体験の際には本機が牽引機として活躍するそうです。


乗車体験日以外は閉鎖されていてホームには入れませんが、望遠で撮影してみました。週末を中心に乗車体験が実施されていて、公式Facebookで運行車両が公開されていますので是非訪れてほしいです。


この後は大阪方面へ向けて取材をしつつ北上しました。途中201系の車内を撮影するためにJR難波駅に立ち寄りました。JR西日本お得意の大規模改修工事で綺麗になりましたが、まもなく221系への置き換えが段階的に始まるようです。乗車・撮影はお早めに。


更にゆめ咲線で323系の車内を撮影したのですが、改札口を含めて駅周辺が大混雑で駅舎などの撮影は断念しました。近隣にライブ会場があるのでタイミングが悪かったようです。大人しくホテルにチェックインして最終日に備えます。

最終日は大阪→宝塚→京都→米原の順に沿線を取材しつつ米原から新幹線で帰宅します。京都駅周辺で取材を終えて時間が余ったので奈良線ホームを覗いてみると…


残り1本で孤軍奮闘している103系に遭遇してしまいました!折り返し時間に余裕のある運用で停車時間が長かったため車内は無人で撮影し放題でした。国鉄型がここまで綺麗な状態で活躍しているのは嬉しいですね。


戸袋窓閉塞など雰囲気は変わってしまいましたが、新しい一面を見ることが出来てラッキーでした。この後は琵琶湖線を北上して米原から「ひかり654号」で新横浜へ帰ります。名古屋~新横浜間の途中停車駅が小田原のみという静岡県ガン無視列車なので非常に快適でした。

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