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幸運に恵まれた関西エリア取材記2

2日目は和歌山から紀勢本線を南下して藤並へ向かいます。バスへ乗り継いで到着したのは有田川町鉄道公園です。


公園入口に鎮座しているのはD51-1085号機です。藤並駅東口に静態保存されていたものを移設したそうです。柵と屋根に守られている事や、定期的なメンテナンスが行われているようで状態は良好です。後方に続いている線路を追って歩いて行くと可愛らしい機関車が牽引する貨物列車が展示されていました。


先頭に連結されているのは三菱石油水島専用線で活躍していたDB107です。L型スイッチャーは本機のように丸みを帯びた優しい雰囲気の個体も居れば、角張った簡素な雰囲気の個体も居たりと見ていて飽きませんね。


木造の無蓋貨車であるト1は新潟県に存在した蒲原鉄道で活躍していました。無蓋貨車自体が希少と言えますが、木造となると存在が奇跡と言えるのではないでしょうか?


こちらは調べてみましたが形式など一切不明の有蓋貨車です。側扉と骨組みのみという寂しい状態でしたが、床面に板材が積まれているので大規模な修復作業を行っているようです。


個人的に一番好きな貨車である車掌車も連結されていました。ヨ6000形は900両以上が製造されたそうで、妻面左右に引かれた白帯は車内のストーブを石炭ストーブから石油ストーブに換装した識別用との事。


公園内の中核施設である鉄道交流館には大型のジオラマが設けられていて、その周囲に多くの展示物があります。Nゲージのレイアウトは有料で運転も出来ます。鉄道模型は眺めるだけでも楽しいですが、ジオラマで走らせる楽しさを知ってしまうと金銭感覚がマヒするんですよね(経験談


館内には鉄道車両の椅子が展示されていました。かつて「くろしお」で活躍していた381系のグリーン席だそうです。2+1列で配置されていたので大きくゆとりある形状です。


インパクト抜群のこちらはパンダシートと呼ばれ、一部のくろしお号に設置されていたそうです。流石に普通席として発売されていた訳ではなく、記念写真撮影スペースとして運用されていたようです。

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