raidendo


スマホ用メニューは右上の三本線アイコンです

トヨタ系博物館を巡るGoTo激安旅行記7

クルマ館での見学を終えて、次は文化館へ移動します。企画展示室では「30年前の未来のクルマ」と題してモーターショーなどで展示されたコンセプトカーや、それを元に商品化されたクルマが展示されていました。


トヨタGTVは世にも珍しいガスタービンエンジンを搭載した乗用車です。航空機でよく用いられるエンジンを搭載して低公害を売りにしたそうですが、燃費が悪い事やコスト面での問題もあって実用化はされませんでした。ちなみにエンジン音はジェット旅客機のようで自動車のエンジン音としてはかなり異色だったようです。


こちらは林業従事者用に開発された山地走行実験車「モーグル」です。チョロQのような可愛らしい見た目ですね。


こちらは「ハーモニックエアロサルーン」がコンセプトの「AXV-V」です。ボディデザインは空力性能を考慮したと思われ、後輪がボディに隠れているのが特徴的です。


「RAV4」はクロスオーバーSUVで、国内をはじめ世界的にもかなりの台数が売れているようで、2020年にはシリーズ累計1000万台に到達しました。足回りやバンパー付近に力強さを感じつつも、ボディ全体は可愛らしい印象を受けます。なお現在は5代目が製造販売されていますが、初代の雰囲気は微塵も無く洗練された印象となっています。


RAV4の祖先にあたるコンセプトカーがこの「RAV FOUR」です。乗り心地や扱いやすさを重視したコンパクトなモノコックSUVとして注目を集めたようです。


企画展示室を抜けるとクルマ文化資料室に続いています。こちらでは国内外の自動車に関わる文化資料20万点以上の中から約4000点が展示されています。このケースには車のフロントグリルに取り付けられていたカーバッジが展示されています。メーカーによって様々なデザインがありますが、1929年の世界大恐慌で半分以上のメーカーが消滅したそうです。


こちらには自動車をテーマにした玩具やゲームが並んでいます。ミニカーやラジコンカー、テレビゲームなど時代は変化しても自動車をテーマにした商品が支持されている事が伺えます。ミニ四駆などは一大ブームになりましたね。


こちらはブリキで出来た自動車玩具が展示されています。日本では明治時代に石油缶の空き缶を活用して玩具の製造を行ったのが始まりだそうです。


こちらは日本で発売された自動車のプラモデルが多数展示されています。乗用車やバス・トラックなど幅広い車種が製品化されています。


自動車が公道を走行するうえで欠かせないナンバープレートも各国で違いが表れています。正方形に近いものもあれば細長いものもあります。ご当地のものと思われる背景デザインのものもありました。


見学を終了すると最後にミュージアムショップで軽く買い物を済ませました。建物を出るとボンネットバスが展示されていました。1950年代頃までは運転席の前にエンジンがあるボンネット型のバスが主流でした。その後1970年代初めには徐々にリアエンジン車に置き換わっていきました。現在は古いボンネットバスをレストアして観光路線などで運行するケースが散見されます。


最終日は郵便局巡りで三重県方面を回ります。近鉄名古屋駅から急行列車で南が丘駅を目指します。津南が丘局で頂いた風景印には名古屋と大阪を結ぶアーバンライナーが描かれていました。


南が丘からは津でJR紀勢本線に乗り換えて亀山へ向かいます。見た目がどう見ても313系電車にそっくりなキハ25形を見ることが出来ました。細かな差異はあるものの電車にそっくりで驚きました。


亀山駅前局で風景印を頂いて今回の旅はミッションコンプリートとなりました。名古屋駅からのぞみ号で新横浜へ帰ります。復路の新幹線も比較的空いていて、快適ではありましたがコロナ禍の影響を実感した次第です。

今回の旅行ではトヨタグループの歴史や世界の自動車の進化の過程などを学ぶことが出来て大変有意義で興味深いものとなりました。しかも新横浜~名古屋往復のぞみ号利用で駅前のホテル2泊込みで20,400円という破格で旅行出来たのでとても助かりました。安価で旅行できるのは嬉しいですが、やはり一日でも早く元の生活に戻れることが一番ですね。

←【その6】へ


<< 前のページに戻る

↑ PAGE TOP