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トヨタ系博物館を巡るGoTo激安旅行記6

1963年に発売されたいすゞベレットは多様化するニーズに対応するため、シート、ミッション、ハンドブレーキの組合せが自由に選択できるシステムを採用しました。そして翌年4月に国産車で初めて車名に"GT"(グランドツーリスモ)が冠せられたのが展示されている「いすゞ ベレット 1600GT PR90型」です。高出力で素早い加速性などの高性能車として注目され、モータースポーツにおいても活躍したそうです。


1959年発売のファルコンをベースとして、若者向けの小型スポーティカーとして1964年に登場したのが「フォード マスタング」です。スポーティーなスタイリングや性能、巧みなマーケティング戦略によりT型フォード以来といわれる大ヒットとなったそうです。


1976年パリサロンで発表されたのが「フェラーリ 512BB」です。排ガス対策によるパワーの低下をカバーするため排気量をアップしています。1976年から84年まで900台以上が生産されました。


新設計の空冷エンジンを搭載した斬新なリア・エンジン車が「シボレー コルベア」です。多彩なラインアップで人気を博しましたが、ハンドリングの安全性の問題をラルフ・ネーダーより告発されて生産中止に追い込まれました。やがてアメリカ政府による安全性および環境に関する法律の制定へと展開されることになりました。


「トヨタ ソアラ 2800 GT-EXTRA」はトヨタ初の高級スペシャルティ・カーとして、1981年に発売されました。裕福な青年層に向けて開発された高級・高性能なパーソナルカーで、ソアラとは最上級グライダーを意味します。インテリアにも先進技術を積極的に取り入れ、自動車技術のエレクトロニクス化到来を告げるモデルとなったそうです。


1980年、5代目として駆動方式をFRからFFに変更したのが「マツダ ファミリア BD型」です。バランスの取れた走行性能とスタイリッシュなデザインなどにより、第1回日本カーオブザイヤーの受賞車となりました。当時サーフボードをルーフキャリア搭載した赤いファミリアに乗る「陸サーファー」なる流行語を生むなど社会現象となるほど大ヒットしたそうです。


「トヨタ ハイラックス サーフ」は小型ピックアップトラック「ハイラックス」の荷台部分にFRP製キャノピーを載せ、多目的4WD車として1984年に登場しました。多用途に使えるワゴンボディと4WDの組み合わせにより、車を使ったレジャーの範囲が格段に広がったとの事。


卵をイメージさせる未来的なスタイルで「高性能ニューコンセプトサルーン」として注目を集めたのが「エスティマ」です。展示されている初代はエンジンが非力であったり価格が高価であるなどの理由により、日本国内をはじめ輸出先の北米やヨーロッパ市場でも支持を得られませんでした。しかしその際立ったスタイルからカスタムカーのベースとなることが多く、一部の愛好家にはこの車を何台も乗り継ぐという例も見られたそうです。


欧州高級ブランドに負けないフラックシップカーを目指して開発されたのが「Lexus LS400」です。高品質と走行性能・快適性を高次元で両立させました。北米市場では高級車のトップブランドの一つとなり、その後の世界の高級車設計に大きな影響を与えることになりました。


高性能エンジンを活かした走りを実現するため4WDを採用し、高性能車の新しいスタイルを生み出したのが「アウディ クワトロ」です。路面状況を問わない圧倒的な走行安定性はラリーで大センセーションを巻き起こしました。


モノコック構造の乗用車をベースに都市型SUVとして誕生したのが「Lexus RX300」です。高級乗用車の快適性とSUVとしての悪路走破性を兼ね備えているようです。一応レクサスブランドですが、個人的には見た目は高級感を感じないというのが正直な感想です。


「三菱i」の車体に永久磁石式交流同期モーターとリチウムイオンバッテリーを搭載し、世界初の量産電気自動車として発売したのが「三菱・i-MiEV」です。満充電状態での走行可能な距離は、一般的な市街地での40-60km/h程度の走行速度で空調なしの場合は120kmと公表されています。

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