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青春18きっぷで行く加悦SL広場惜別訪問記2

ホームを挟んだ反対側には1261号蒸気機関車が展示されています。加悦鉄道ではニッケル鉱石運搬用の貨物列車けん引に用いられていたようです。車体左右に配管が剥き出しになっていて実用性重視の見た目が特徴です。


ハブ3は1889年にドイツで製造された木造緩急車で、3等客室と荷物室の合造になっています。客室側はオープンデッキで、荷物室側は外吊り戸になっています。1970年の大阪万博で展示された事もあるそうです。


車内は背ずりの無いロングシートになっていて、一応荷棚も設けられています。


103号蒸気機関車はかつて長門鉄道で活躍しており、その後は東洋レーヨン滋賀工場で構内入換用として運用。引退後は宝塚ファミリーランドへ寄贈され余生を送っていた所をここに引き取られてきたようです。


19世紀ホールでも展示されていたC58形も展示されています。残念ながら修復の手が回らないようで錆が酷く状態は良くありません。


その隣には貴婦人の愛称で知られるC57形も展示されていますが、こちらも同様に錆が酷く保存状態は良くありません。更に前照灯が失われていて痛々しい姿になっています。


キハユニ51形は形式名から分かるように郵便荷物室合造車で、最大の特徴は車体の前後にバケットが設けられている事です。芸備鉄道から舟木鉄道を経て加悦鉄道にやって来ました。現役当時は小荷物や郵便袋を積載していたとか。なお車体の1/3が郵便荷物室になっていて、そちらは1993年に復元された区画のようです。


客室内は一般的な気動車のようで、特徴といえば吊革が長い事と半室の運転台でしょうか。木製の床がノスタルジックを感じさせます。


郵便荷物室には区分棚が設けられています。職員の手によって区分作業が行われていた事でしょう。その他はただの空間で小荷物などを積載していたと思われます。鉄格子で保護された窓が特徴的です。


DC351形は工場側線での運用を目的に譲受されたもののようですが、詳細は不明です。入換機関車としては大きめの車体で、スノープロウを装備したロッド式機関車なのが特徴です。

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