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小型印 2021年

2021年

昨年に引き続きSL冬の湿原号運行に合わせて小型印が作成されました。釧路中央局の小型印の図案は「JR北海道釧網線の釧路から標茶間のSL冬の湿原号を配す」です。釧路中央局は蒸気機関車と客車の連結面という独特のデザインです。蒸気機関車や客車の足回りまで精密に描かれていて、北海道仕様の客車である14系500番台も引き戸や雨樋に至るまで相当にこだわったデザインです。
塘路局の小型印には正面からやって来る列車が描かれています。SL冬の湿原号の牽引機であるC11形171号機は、JR北海道が運行する唯一の蒸気機関車です。かつては道内各地でイベント列車の牽引を担っていましたが、保安装置改造に伴う費用捻出が難しいなどの理由により殆どが廃止となってしまいました。
終着駅となる標茶駅のそばにある標茶局の小型印には客車を牽引して疾走する列車が描かれています。個人的に3種類の小型印の中で最もお気に入りの図案です。SL冬の湿原号は原則として釧路~標茶間の運行ですが、一部日程で川湯温泉まで延長運転される事があります。
JR四国の予土線で運行されている鉄道ホビートレインの運行開始7周年を記念した小型印です。郵頼または列車内に設置された専用ポストに投函した郵便物に押印してくれます。図案は「しまんとの英語表記スペルから、「S」と「M」をフォーカスし、「S」はS字状に蛇行している四万十川、「M」は予土線沿線地域の山の稜線をデザインし、鉄道ホビートレインを配した。」です。
麒麟獅子舞の日本遺産認定を記念した小型印で、鳥取県内の複数の郵便局に設置されました。若桜局の小型印は「日本遺産に認定された麒麟獅子舞とあおり役の猩々(しょうじょう)の背景に若桜の山々、町の木「桜」、SLを描く。」です。終点の若桜駅で動態保存されているC12形が描かれています。
根室本線のうち釧路~白糠間の開通120周年を記念した小型印で、沿線の複数の郵便局に設置されました。フィッシャーマンズワーフ局の小型印は「根室本線(釧路~白糠間)開通120周年記念して、浜釧路駅を配す。」です。DD51によって牽引されるワム車と思しき貨物列車が描かれています。
釧路新富士局の小型印は最寄駅の新富士駅に停車中のキハ40形と、隣接する釧路貨物駅に停車中の貨物列車が描かれています。かなり細かく描かれていて力作である事が伺えます。
イオンモール釧路昭和内局の小型印は特急おおぞら号で活躍していたキハ82系が描かれています。おおぞら号は函館~旭川間を当時の主流であった函館山線経由ではなく、室蘭・札幌経由で運行していました。釧路発着編成はおおぞら号運行開始の翌年から連結されて、後に旭川発着編成と分離独立して現在に至ります。
釧路浪花局の小型印は釧路駅に停車中のキハ283系とキハ54形が描かれています。どちらも根室本線を代表する車種ですが、キハ283系は後継車種に座を譲ってまもなく定期運用から撤退となります。
釧路春日局の小型印はキハ261系が描かれています。JR北海道における都市間特急の主力車両として道内の各線区で大活躍しています。おおぞら号は2022年のダイヤ改正で全列車がキハ261系での運行に統一されます。
花咲局の小型印は昆布盛駅に停車するキハ54形が描かれています。キハ54形は酷寒地での運用を想定して設計されていて、2基エンジン搭載によって冬季の排雪走行を容易にすると共に冗長性を確保しています。花咲線を含めて道東・道北エリアの主力車両として活躍しています。
釧路若草局の小型印は東釧路駅停車中のキハ54形が描かれています。根室本線に加えて釧網本線が乗り入れる分岐駅で、釧路駅の隣駅という事もあってか利用客は比較的多いようです。逆に東釧路駅以遠は利用客が全体的に極めて少ないと言えます。
上尾幌局の小型印は上尾幌駅停車中のキハ54形が描かれています。無人駅ですが駅舎は大きめで、待合室も完備しています。かつては炭鉱で栄えた街で、軽便鉄道も運行されていたそうです。
釧路武佐局の小型印は武佐駅停車中のキハ54形が描かれています。ホームと屋根のみで待合室の無い簡素な駅で、一日の平均利用客数は10人にも満たないそうです。
根室有磯局の小型印は東根室駅停車中のキハ54形が描かれています。日本最東端の駅として碑が設置されていて、観光バスも訪れるそうです。しかし鉄道の乗車人員は平均13人と厳しい状態となっています。

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