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小型印 2019年~2020年

2019年

意匠図案説明によると「大正末期から昭和40年代にかけて、北海道の開拓を支えた「簡易軌道」で運行された、自走客車(ディーゼルカー)とディーゼル機関車を描く。」とあります。北海道特有の軽便鉄道であった簡易軌道が北海道遺産に選定された事の記念だそうです。釧路新富士局の小型印にはディーゼル機関車が描かれています。
鶴居局の小型印には自走客車という名の車両が描かれています。レールバスの先駆けのような存在で、従来は動物に客車を曳かせていましたが、自走客車の登場で移動速度が大幅に向上して地元の足として大活躍したそうです。
幌呂局の小型印は鶴居局と同じく自走客車が描かれています。簡易軌道を支えた自走客車は現在も一部が保存されています。ただし車以外では訪問が難しい場所にあるので自分は訪問出来ないのが残念です。
神奈川県で開催された関東郵趣大会の小型印で、図案は「湘南の風景として海から臨む富士山と江ノ電及び江の島シーキャンドルを配す」です。江ノ電の看板車両である300形が描かれていますね。
アメリカ切手展2019を記念した小型印です。郵便局公式サイトには詳細は書かれていませんでしたが、アメリカ大陸横断鉄道開通150周年を記念して蒸気機関車が図案に選ばれたようです。
茨城県で開催された国体の記念小型印です。県内各地の多くの郵便局に設備されました。その中でも鉄道が描かれているものという事で真岡局の小型印を郵頼しました。図案は「いばラッキー・真岡鉄道SL・ひまわり」となっています。
JR貨物の隅田川駅で毎年開催される貨物フェスティバルを記念した小型印が初登場です。図案説明には「JR貨物所有の「EH500系(金太郎)」初期型(EH500-2)の前面を配す。」とあります。多数派の後期型ではなく敢えて初期型をチョイスした点がマニアックですね。来年以降も図案を変えて登場するのか注目したいです。
厚床駅開業100周年イベントを記念した小型印です。図案は「厚床駅「すずらん贈り」のすずらんと、キハ54形気動車」です。廃線の噂もある花咲線を少しでも盛り上げようという事でしょうか。
東京さくらトラムのフレーム切手発売を記念した小型印が4種類も登場しました。こちらは豊島局の小型印で「オリジナルフレーム切手「東京さくらトラム」が10/18(金)に発売されることを記念して、さくらの外郭に都電車両〔8500形〕を描く」です。8500形は先代から28年ぶりに製造された新型車両で、在籍は5両のみという少数派です。元々は荒川線の車両をこの8500形で統一する予定だったのですが、財政難などの理由により5両で製造が打ち切られています。
新宿北局の小型印には6000形が描かれています。ヘッドライトが中央に一ヶ所設けられている事から「一球さん」との愛称で親しまれました。現在は全車引退して一部が静態保存されています。荒川車庫にも1両静態保存されていてイベント時などに公開されるようです。
荒川局の小型印には7700形が描かれています。7000形の車体などを再利用して足回りなどを大規模改修した車両になります。車体形状に変化はありませんが、塗装がモダンレトロな雰囲気になりました。
王子局の小型印には7000形が描かれています。都電荒川線で最多車両数を誇っていた7000形も経年により廃車や地方譲渡、7700形への改造などで次第に数を減らしています。前面行先表示機はLED化前の原形を表現しているようです。集電装置がビューゲル式という点も特徴です。
札沼線の末端部が廃線になる事の惜別小型印です。図案は「JR札沼線終着駅新十津川駅案内板及びキハ40型気動車をレイアウトし、JR札沼線終着駅新十津川2020.5.6ラストランの文言を配置」です。近年の北海道は鉄道図案の風景印や小型印を多く見かけます。是非この調子で今後も郵趣家を楽しませて欲しいです。

2020年

冬の道東観光の目玉の一つである「SL冬の湿原号」ですが、運行開始から20周年を記念して小型印が制作されました。図案は「SL冬の湿原号をモチーフに走行しているSLと釧路駅前に設置されている記念碑を描く」です。肝心のSL列車が少々小さくて寂しい気もします。
釧網本線の美留和駅の開業90周年を記念した小型印です。北海道の無人駅で比較的よく見かける車掌車駅舎で、小型印にも特徴的な駅舎が描かれています。
関西地区で路面電車を運行する阪堺電車の開業120周年を記念した小型印です。図案は「日本において定期運用される電車としては日本最古である阪堺電車モ161形車両が題材」です。モ161形は1928年に製造されて90年以上活躍を続けている大ベテランです。RailwayではなくTramwayになっている点が特徴です。
落石駅は根室本線(花咲線)にある駅で、開業100周年を記念したイベント開催に合わせた小型印です。図案は「キハ54型車両、落石海岸及びサカイツツジを配す」です。貫通扉が何もないように見えますが、全体的なディテールは良く表現されていると思います。
切手の博物館で開催されたイベント「鉄道の日記念鉄道切手展Railpex2020」を記念した小型印です。図案の詳細は記載されていませんでしたが、恐らく日本初の電気鉄道である「京都電気鉄道」の車両ではないかと思われます。2020年現在は愛知県にある博物館明治村で動態保存されているようです。

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