3000形KURO
かつて日光軌道線で活躍していた東武100形は、路線廃止後に10両が岡電へ譲渡されました。そのうちの1両である3007号車は水戸岡鋭治氏によるリニューアルが実施されて「KURO」という愛称で運行されています。ただし非冷房車の関係で6~9月は運行されません。
真っ黒な外観に金文字が入っている姿はJR九州の「はやとの風」を彷彿とさせます。前面には蒸気機関車のようなプレートも取り付けられています。
元々の木板による床面に加えてリニューアルで設置された木製の座席がレトロ感を演出しています。一般的な中づり広告は設けられず車内の雰囲気は統一されています。
非冷房車なので天井が高く、白い天井は旧型客車を彷彿とさせます。レトロな照明や長いつり革など見どころは尽きません。
座席は木製に換装されています。見た目はオシャレですが座り心地は酷いのが残念です。せめてクッションでもあれば…。