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100形

100形は外観から如何にもレトロな雰囲気ですが、製造されたのは1984年と昭和後期のものです。これは1984年に行われた観光キャンペーンに合わせて、1912年の開業当時の車両を再現して造られたためです。


車体は現代の保安基準に適合させるために鉄板となっていますが、縦方向に溝を入れることで木板のような雰囲気を出しています。


運転席はオープンデッキ構造で、乗り降りの際にはオープンデッキを通ることになります。安全確保のため客室との仕切り戸は自動開閉となっています。


内装は可能な限り木製でレトロな雰囲気を醸し出していますが、火災予防の観点から天井部分のみアルミ化粧板を採用しているそうです。空調は当然ないので、夏の訪問時には窓全開で運行していました。


屋根は2段構造となっていて、段差の部分は採光のためかガラスが使われています。また一部の箇所を換気のため空けていました。かなり凝った造りとなっています。


つり革を通している棒の脇に一本の白い紐が伸びています。これは後部にいる車掌が引くと前部にいる運転士側のベルが鳴るというものです。現代の出発指示のブザーと同様の意味を持ちます。

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