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719系 秋田所属車

仙台支社管内の旧型車置き換えを目的に製造されたのが719系です。東北本線や磐越西線など仙台支社管内での活躍でしたが、突如秋田支社に2両2本が転属して限定運用で活躍しています。何故転属したのかは不明ですが、今回はそんな貴重な秋田支社所属の719系を見る事が出来ました。


見た目は211系とそっくりです。なお719系の一部機器は485系の廃車発生品を流用しています。その為足回りを中心に老朽化が進行し、後継のE721導入に伴い数を減らしています。


車内も211系セミクロスシート車と似ていますが、袖仕切りにはガラス板が風を遮るように設置されており、半自動ドアと共に冬季の車内温度維持に貢献しています。吊革はロングシート部分のみの設置で、クロスシート部分には手すりが設けられています。


719系のセミクロスシートは集団見合い型という非常に珍しい配置になっています。普通のボックス席に比べて2人組での利用にも便利な配置で個人的には結構好みです。地元の京急電鉄でも2000形で採用されていましたが、全体の半数が進行方向逆向きになる欠点から採用例は非常に少数です。


運転席直後は2人掛けのロングシートになっています。こういうミニマムな空間を見つけると優先的に座りたくなりますね。719系は2両編成を複数組み合わせて8両編成まで組成可能です。秋田地区の719系は常時4両編成で運用しているみたいです。


車端部にはトイレが設置されています。トイレ前の座席をクロスシートと表現する人が居ますが、向かい合わせになる座席が無いのにクロスシートを名乗るのは間違っているような気が…。この席を好んで座る方もいらっしゃるようです。

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