E5系
東北新幹線内で320キロ運転を行うべく開発された車両がE5系です。新青森・新函館北斗方面へ直通する最速達列車「はやぶさ」号を中心に投入されています。外観では15mに及ぶ長いノーズ部分が特徴です。ノーズ先端は開閉式でこまち号と連結するための連結器が内蔵されています。
車内は温かみのある電球色なのですが、写真では分かり難いですね。天井の荷棚付近は鏡になっていて、荷棚にある荷物が鏡に映って忘れ物を防ぐ狙いがあるものと思われます。
車内の明るさはこちらの写真の方がよりリアルです。2+3列の普通席ですが、シートピッチが一気に60mmも拡大されたので非常に足元が広く感じ、前席がリクライニングを倒してもゆとりがあります。座席の枕は可動式で長距離の乗車でも非常に快適です。また窓側席にはコンセントが装備されていて、一部編成では全席に設置されています。
デッキも電球色になっていて、ドアはベージュ色になっています。ドア上には防犯カメラが装備されています。
9号車はグリーン車です。床面はカーペットが敷き詰められていて非常に静かな空間となっています。照明に加えて天井角や座席も暖色系なので温かみのある雰囲気です。2+2列ですが車体が新幹線サイズなので座席のサイズにはゆとりがあります。
肝心の座席ですが座り心地は極上です!東京から仙台まで乗車しましたが、このまま函館まで行きたくなるくらい快適で疲れを感じさせません。ひじ掛け内側にはレッグレストの操作ボタンがあり、脚全体を持ち上げてくれるので身体を座席に預けて存分にリラックスできます。欠点は座席背面のフックが使い物にならないくらいでしょうか。